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い業国際化による産地の再編と大規模新興産地の構造的課題に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680077
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 人文地理学
研究機関熊本大学

研究代表者

山中 進  熊本大学, 法学部, 教授 (70103174)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードい業 / い業国際化 / い草 / 畳表 / い製品 / 備後表 / 備中表 / 中国産畳表 / 大規模新興産地
研究概要

本研究は、い業の国内および国際的な産地間競争による産地の再編と大規模新興産地の構造的課題について考察した。
2000年現在、日本のい草栽培面積は2,890haで、10ha以上栽培する産地は石川(11ha)、岡山(15ha)、広島(55ha)、高知(30ha)、福岡(134ha)、佐賀(33ha)、熊本(2590ha)、沖縄(15ha)である。このうち熊本県は、全国作付面積の89.6%を占め、日本における大規模ない草の産地となっている。わが国では、1990年代以降、中国から安価ない製品の輸入が急速に拡大してきたことにより、国内自給率は1990年の87%から2000年には41%にまで低下し、国際的な産地の再編が進んだ。
岡山県の流通資本は、日本の高度経済成長期以降、外国からい製品を輸入し国際的な産地の再編を図っていった。広島県の流通資本も、原料のい草を熊本県や高知県から移入し、高品質な畳表の生産する伝統産地としての地位を維持していった。一方、熊本県産地は、安価な畳表を大量に生産する産地として自らを性格づけていくことになる。そのため中国産のい製品と競合し、1990年代以降、い草の栽培は急速に減少していくことになる。
熊本県産地の課題は、低コストで高品質な畳表を如何に生産するかである。そのため多くの産地振興策が実施されてきた。1996年には新品種の改良事業も始まり、1999年にはアクションプランが作成された。目下、これが実行に移され、その成果が期待されている。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 井出策夫: "産業集積の地域研究"大明堂. 234 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sakuo Ide: "Regional Study of Industrial Accumulation"Taimeido. 234 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 井手策夫: "産業集積の地域研究"大明堂. 234 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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