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労働市場との関係でみた港北ニュータウンの主婦の生活時間・生活空間

研究課題

研究課題/領域番号 11680078
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 人文地理学
研究機関東京都立大学

研究代表者

杉浦 芳夫  東京都立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00117714)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード時間地理学 / ジェンダー空間 / 就業主婦 / 労働市場 / 郊外 / 港北ニュータウン / ジェンダー
研究概要

本研究では、横浜港北ニュータウンに住む142世帯を対象にして、休日(2000年1月23日)と平日(同1月24日)の生活時間ならびに生活空間のアンケート調査を通し、東京の西部「第四の山の手」に住む専業主婦(89名)と就業主婦(53名)のライフ・スタイルの違いを明らかにしようとした。対称世帯の世帯属性は次のとおりである。夫婦とも高学歴で、子供1〜2人の核家族世帯であり、横浜、川崎、東京23区から5年以内に移り住んだ世帯が多い。夫の勤務先も東京23区、横浜、川崎が殆どである。仕事と通勤に一日の時間の3分の1がとられる就業主婦は、専業主婦に比べ、その分だけ家事、子育てにさく時間は少なくなっている。多磨ニュータウンでの調査(杉浦、宮澤、2001)との一つの大きな違いは、就業主婦、専業主婦いずれも睡眠時間は港北ニュータウンの方が、20分ほど長くなっていることである。これは、夫の通勤時間が多磨ニュータウンの場合よりも短いために、その分、妻の起床時間も遅くて済むことによっていると思われる。60%の就業主婦は地元も都築・青葉区で働き、主にパートタイマーとして、事務職と営業・販売サービス職に従事している。現在の就業の有無にかかわらず、1名を除き、全員の主婦が過去に就業経験(殆どが常勤の事務職)があり、70%の主婦は結婚・出産を契機に退職している。現在まで継続勤務している就業主婦は10%にもみたない。それは、結婚・出産を契機に(一時)退職を望む夫の意向に従うものと考えられるが、85%の専業主婦は将来就業することを希望している。

報告書

(3件)
  • 2001 研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 杉浦芳夫: "ベル・コリーヌ美しが丘の主婦たちは幸せか?"理論地理学ノート. 12(印刷中). 1-17 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshio SUGIURA: "Are housewives happy in Belle Colline? An analysis of the housewife's social time in Minami-ohsawa, Tama New Town"Notes on Theoretical Geography. No.11. 1-17 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 杉浦芳夫: "ニュータウン住民の生活時間-美しが丘(ベル・コリーヌ)の主婦たちは幸せか?"理論地理学ノート. 12(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 杉浦 芳夫: "女性にとってのニュータウン"労働基準. 第51巻第9号. 1 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 杉浦芳夫,石崎研二: "多摩ニュータウン内における住宅地移動-多摩市の事例-"総合都市研究. 70(印刷中). (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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