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家族のライフスタイルの個別化が世帯の生活変容に及ぼす影響-京都市とミラノ市における伝統的自営業世帯の比較分析

研究課題

研究課題/領域番号 11680112
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 家政学一般(含衣・住環境)
研究機関香川大学

研究代表者

時岡 晴美  香川大学, 教育学部, 助教授 (10155509)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード家族のライフスタイル / 生活の個別化 / 伝統的自営業世帯 / 京老舗 / 居住・営業の様式 / 歴史的都心地区 / ライフスタイル / 生活変容 / 世帯の生活変容 / 職住共存地区 / ミラノ市 / Centro Storico
研究概要

近年わが国においては、家族のライフスタイルの個別化が急速に進行しており、従来「家族」が継承してきた伝統的な生活は変容し、家族のライフスタイルにも世代差が生じているとみられるが、自営業経営者とその家族の生活においても同様である。自営業経営者の生活は、従来、家族の生活の中に労働や企業経営といった生産の部分と消費生活あるいは家族の生活という双方を内包してきたが、生活の個別化の進展により、ライフスタイルの全容にわたって変容を来している。本研究で実施した京老舗を対象とする生活実態調査およびケース研究の結果ならびに1991年調査との比較分析によれば、廃業・移転もかなり認められたが、小規模で零細な家族経営が中心であることには変わりなかった。
その生活実態をみると、生活時間・生活空間の使い方など家族の日常生活、営業状況や経営方針などの老舗経営という双方の面で個別化の進展が顕著に認められた。今後の老舗経営方針でも家族員個々人の方針でそれぞれが取り組んでいくという個別化現象的な動向や、若い経営者世代に新しい経営・継承パターンや家族の生活・居住パターンなどが発現していた。これらは家族のライフスタイルの個別化が進展した結果、それを尊重しつつ老舗経営を維持するための結果として出現したものと考えられた。また、ミラノ市における検討結果との比較から、居住・営業している地域や街区の変容が多大な影響を及ぼすことが示唆された。歴史的地区における営業・出店過程や、伝統的な家族構成・居住スタイルが異なるため明言は困難であったが、これらをふまえ、具体的な地域社会への影響については今後のさらなる課題としたい。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 時岡 晴美: "海外のまちづくり実践の動向(その1)-欧州都市を事例として-"香川大学 生涯学習教育研究センター研究報告. 第5号. 55-68 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 加野芳正 編: "看護の人間学-癒しとケアの時代に向けて-"世織書房. 294 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Harumi TOKIOKA: "Trends of Urban Revitalization Efforts in Overseas (I) Focused on Cities in Europe"Research Review of Education and Research Center for Lifelong Learning, Kagawa University. No. 5. 55-68 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Harumi TOKIOKA: "The Family as Care-system (IYASHI NO BA TOSITENO KAZOKU)"Yoshimasa KANO, KANGO NO NINGENGAKU, SEORI SHOBO. 265-287 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 加野芳正編: "看護の人間学-癒しとケアの時代に向けて-"世織書房. 294 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 時岡 晴美: "海外のまちづくり実践の動向(その1)-欧州都市を事例として-"香川大学生涯学習教育研究センター研究報告. 第5号. 61-72 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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