研究課題/領域番号 |
11680146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活
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研究機関 | 九州女子大学 |
研究代表者 |
石橋 源次 九州女子大学, 家政学部, 教授 (20069587)
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研究分担者 |
松下 佳代 九州女子大学, 家政学部, 講師 (10309742)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 食べ物の形態 / 咀嚼 / 固形食、粉末食、流動食 / 高齢者 / 次世代 / 脂質代謝 / コレステロール / 固形食・粉末食・流動食 / 血清コレステロール / 免疫能 / 世代への影響 / 固形食 / 粉末食 / 流動食 |
研究概要 |
同一栄養成分組成で半合成飼料を固形食、粉末食および流動食に調製したものを摂取した場合の主に、脂質代謝への影響について、母獣と新生仔、性別および次世代への影響についてラットを用いて検討した。 同一栄養成分が含まれているにもかかわらず、血清中のコレステロール濃度は、固形食で低くなり、粉末食と流動食は変わらなかった。食べ物の形態の違いがコレステロール代謝に影響を及ぼすことが分かった。 一定量の飼料を食べ終わるまでに費やした時間に違いがあり、固形食で最も長く、粉末食が一番早くなり、カテコールアミン、インスリン濃度がこれに応答しており、ホルモン系を介しての作用によると考えられる。このような現象は、性別、母獣と新生仔間および次世代を経ても現われ、この結果をヒトに、そのままあてはめることはできないが、母親の日頃の食生活が子供に影響を及ぼすことを示唆している。 しかし、栄養状態の指標となる血清中の総タンパク質、アルブミン、などは食べ物の形態および性別、次世代を経ても変かがなく、栄養的効果は劣らないことが分かった。 医療現場の現状は、高齢者やえん下障害者向けの食事としてミキサー、きざみ食が主流を占めているが、いろいろと問題点が指摘されており、これを解決せねば鳴らない、、栄養的で有効な流動状態(軟らかい)の食品(食物)の基礎的条件を本研究結果から得ることができ、今後の開発と応用への可能性を示唆するものであった。
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