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学級サイズと教師行動に関する比較研究-最適学級サイズに関する研究-

研究課題

研究課題/領域番号 11680185
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 科学教育
研究機関三重大学

研究代表者

織田 揮準  三重大学, 教育学部, 教授 (90024489)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード学級定員 / 教授法 / 一斉指導型授業 / クラスサイズ / 30人学級 / 学級編成 / 教員配置 / 学校規模
研究概要

小中学校では学校の荒れ、いじめ、学級崩壊が頻発している。また、中学生の数学と理科の学力に関する国際比較調査によれば、我が国の中学生の記憶型学力は世界の最高水準にある。しかし、数学や理科に関する「好き嫌い」調査の結果では、数学と理科の嫌い度、すなわち、勉強嫌い度は世界の最高水準にあることが明らかにされた。我が国の一斉指導型教育は、学力を高める上でめざましい効果を発揮しているが、一方、勉強嫌いの増加をもとらし、「勉強好きな生徒の育成」が今日の緊急課題になっている。
こういった教育課題を解決する方策として「40人学級から30人学級の実現」が、国民的な関心を集めている。本研究では、現職の教官や教員養成大学で学ぶ学生が考える理想的な学級サイズとその理由、なぜ学級定員を縮小すべきと考えるか、どのような授業形態をイメージして理想の学級サイズを考えるか、といった観点から情報の収集を行った。
その結果、現職教諭や教員養成学部の学生は学級定員の縮小に対して次のような意見を持っていることが明らかにされた。
(1)「よりきめ細やかな一斉指導型授業」の実践には40人学級は大きすぎる。
(2)現職教諭や学生が考える理想の学級サイズは20名から30名である。
(3)現職教諭や学生の考える授業形態は一斉指導型授業で、個別指導型授業ではない。
以上の分析から、「学習者ひとりひとりの個性に応じた教育」がスローガンに掲げられているにもかかわらず、我が国の学校教育では学習者を集団として扱う一斉指導型授業が前提にされていることが判明した。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 仲律子,織田揮準: "クラスサイズについての一考察"日本科学教育学会第24回年会論文集. 293-294 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Rituko NAKA and Kijun ODA: "The Study of Class Size in Japan"Proceeding of the 24th Annual Meeting, Japan Society for Science Education. 293-294 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 仲律子,織田揮準: "クラスサイズについての-考察"日本科学教育学会第24回年会論文集. 293-294 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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