研究課題/領域番号 |
11680191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 国士舘大学 (2001) 工学院大学 (1999-2000) |
研究代表者 |
橋本 太朗 国士舘大学, 文学部, 教授 (20138134)
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研究分担者 |
北原 清志 工学院大学, 共通過程, 助教授 (90133321)
蔵原 清人 工学院大学, 共通過程, 教授 (50178092)
内山 宗昭 工学院大学, 共通過程, 助教授 (30185045)
椎塚 久雄 工学院大学, 共通過程, 教授 (20100307)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 教員養成 / 科学教育 / 江戸時代の教育思想 / 数学教育 / フェジー理論 / 生徒・学生 / カリキュラム / 教育資料 / 科学技術離れ / 理科教育 / 情報教育 / 学力低下 / 理科教員 |
研究概要 |
近世においては、教師は「成る」ものであり、養成できるものではなかった。養成できる「教員」は、真の教師ではなく「技芸」に限定された教師であった。つまり、教員を養成するという概念は、近代に入って国家的要請により成立する。 そこで、現行の教員養成の現状を明らかにし、次いで、理数系の教員養成を、日本の教育と科学教育に関連させて史的考察を加え、共同研究の視座を提示した。すなわち、教育を近代化とか科学技術立国といった"国家"の視点からではなく"個人"の視点から考察することである。 若者の理科・数学離れの背景を、新聞報道、料学技術白書、そして関連科学諸学会の共同声明書等を分析し、主に学校教育の面からその課題を明らかにした。さらにその課題を具体的に検討するため、数学教育に限って、1960年以降30年間にわたる数次の学習指導要領改訂の中で検討し、その背景と問題点を提起した。 次いで大学における基礎教育の目的と方法を明らかにするために、工学院大学の新入生に対するアンケート調査を行なった。また、大学での数学教育の前提として、高校数学の習得状況に関するアンケート調査を行ない、自信度と理解度に分けて検討した。 さらに、小中高大生と教員を対象に、(1)科学技術離れについて、(2)好きな科目について、(3)授業・教員に対する意識について、アンケート調査を行ない、若者の科学技術離れ、数学・理科ぎらいの実態を解明した。採用した調査方法は、ISMとFSMである。 最後に、本研究を国際的な比較研究へと発展させるため、スェーデンの高等数学教育についての研究とノルウェーの上級中学校(高等学校)のカリキュラムの調査をした。
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