研究課題/領域番号 |
11680211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
松田 稔樹 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (60173845)
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研究分担者 |
野村 泰朗 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (30312911)
波多野 和彦 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (50198751)
中川 正宣 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (40155685)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 教師教育 / 授業設計 / 授業研究 / システム開発 / 授業評価 / 教授活動モデル / 訓練システム / 教材研究 / 授業設計訓練システム |
研究概要 |
松田らが既に開発している「授業設計訓練システム」について、「次元分け」機能の改善、評価・助言機能の改善、設計した授業をリアリティをもって認識させるための機能の開発、新しいタイプの授業を記述するために必要な機能の開発を行った。具体的には、以下の通りである。 「次元分け」については、「問題」以外の教材についても次元分けをできるようにし、さらに、不適切次元の分析もできるようにした。また、次元分けに必要な問題の回答文について、自動生成する方法について検討し、実際に、適切な回答文が生成できたかどうかの検証実験を行った。 評価・助言機能の改善については、素材情報に属性ラベル情報を付加することにより、教材提示の系列の適切さを評価・助言する機能を実現した。また、次元分け機能の改善と関連させて、教材分析の結果を指導案作成に活用させるための教材バインダー機能を開発し、指導案において、教材分析の結果が活用されているかどうかを評価・助言する機能を実現した。 指導案をリアリティをもって認識させるための機能としては、「板書エディタ」の開発と、授業時間の予測機能の開発を行った。それぞれについて、「板書エディタ」を使わせることで、板書事項の改善や指導内容の厳選が行われること、システムの予測時間とベテラン教師の予測時間との間には0.92の強い相関が見られることが確認された。 新しいタイプの授業を記述するために必要な機能として、本研究では、複数代替案の記述機能と単元指導計画の作成機能を実現した。これにより、学習者主体の課題解決的な授業や、さまざまな情報手段を学習者が主体的に選択し、活用できるようにするための情報教育の授業が記述できるようになった。同時に、次元分けの成果を活かして指導案作成させることも可能になった。
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