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手書き文字の個性と変動に対する人間の認知構造の解明とその手書き風文字生成への応用

研究課題

研究課題/領域番号 11680212
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

但馬 文昭  横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (10236523)

研究分担者 宮武 直樹  法政大学, 工学部, 専任講師 (40130752)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード手書き文字 / 文字変動 / 文字の個性 / 方向線素パターン / エントロピー / ボケ処理 / entropy / fuzzy rule
研究概要

文字学習システムを開発する上で,システムが学習者の手書き文字を教師等の人間による主観評価に近い評価を行うことは重要な課題である.本論文の前半では,手書き文字の変動評価において文字パターンにボケ処理を導入することにより,従来法よりも人間の主観評価に近い評価が可能な方法を提案する.この手法は,個人が文字種ごとに反復記入した100文字程度の手書き文字を方向線素パターンに変換した後,これらにボケ処理を加えたパターンを重ね合わせたものについて方向線素エントロピーを算出するものである.この方法により,従来の文字変動評価法に比較して文字の変動量が小さい場合の評価を主観評価に一致させることができること,30文字程度の文字数で変動評価値が推定できること等を明らかにした.
コンピュータを利用した教育において個性ある手書き風の文書が利用できれば,教育効果も高まり,意義がある.そこで,研究の後半では,ユーザの手書き文字を1文字種につき1文字収集した後,ストローク毎に方向線素の時系列パターンに変換する.このパターンに対してファジールールに基づくボケ処理を加えて得られる重みの分布に基づいて,線素を生成することにより変動を付加した手書き風文字集合を生成するモデルを考案した.このモデルは,ユーザのことばによる任意の文字変形を可能とするものである.モデルに基づいて文字生成実験を行った結果,本手法により,筆記者の手書き文字を構成する方向線素の方向成分よりも位置成分の変動が大きい文字が生成でき,個性が感じられかつ変動を伴った手書き風文字を生成できる可能性を得た.

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (14件)

  • [文献書誌] 但馬文昭,宮武直樹,中島洋一: "文字学習システムにおける文字評価に関する一考察"日本教育工学会第15回大会講演論文集. 15. 565-567 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 但馬文昭: "方向線素エントロピーに基づく手書き文字変動評価の一改善"電子情報通信学会技術研究報告ET99. 99・581. 33-40 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 但馬文昭,宮武直樹,中島洋一,小田哲久: "手書き文字と活字体の混在した文書の印象評価の試み"第10回ソフトサイエンス・ワークショップ講演論文集. 10. 102-103 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 但馬文昭,松本学: "ファジールールによる手書き風文字の生成"電子情報通信学会技術研究報告ET2000. 100・600. 107-114 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 但馬文昭,宮武直樹,中島洋一: "ファジィールールを用いたボケ処理による手書き風文字の生成"第11回ソフトサイエンス・ワークショップ講演論文集. 11(印刷中). (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAJIMA, Fumiaki: "An Inprovement of Evaluation Method for Variation of Hand-Written Characters Using Directional Line-Element Entropy"Technical report of IEICE. No.ET99-88. 33-40 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAJIMA, Fumiaki and MATSUMOTO Satoshi: "Generation of Hand-Written Style Characters Using Fuzzy Rules"Technical report of IEICE. No.ET2000-105. 107-114 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 但馬文昭,宮武直樹,中島洋一: "文字学習システムにおける文字評価に関する一考察"日本教育工学会第15回大会講演論文集. 15. 565-567 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 但馬文昭: "方向線素エントロピーに基づく手書き文字変動評価の一改善"電子情報通信学会技術研究報告ET99. 99・581. 33-40 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 但馬文昭,宮武直樹,中島洋一,小田哲久: "手書き文字と活字体の混在した文書の印象評価の試み"第10回ソフトサイエンス・ワークショップ講演論文集. 10. 102-103 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 但馬文昭,松本学: "ファジールールによる手書き風文字の生成"電子情報通信学会技術研究報告ET2000. 100・600. 107-114 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 但馬文昭,宮武直樹,中島洋一: "文字学習システムにおける文字評価に関する一考察"日本教育工学会第15回大会講演論文集. 15. 565-567 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 但馬文昭: "方向線素エントロピーに基づく手書き文字変動評価の一改善"電子情報通信学会技術研究報告ET99. 99・581. 33-40 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 但馬文昭,宮武直樹,中島祥一,小田哲久: "手書き文字と活字体の混在した文書の印象評価の試み"第10回ソフトサイエンス・ワークショップ講演論文集. 10. 102-103 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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