研究課題/領域番号 |
11680234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 宇部短期大学 |
研究代表者 |
高本 明美 宇部短期大学, 情報システム学科, 助教授 (10154907)
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研究分担者 |
藤井 美知子 宇部短期大学, 情報システム学科, 教授 (00156829)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 学習支援 / 自己効力感 / 自己決定感 / 学習履歴 / 自己評価 / 学習支援システム / 個人適応型 / ISM構造化手法 / 学習者の特性 |
研究概要 |
学習者の学習意欲・興味を活かして学習の行える、個人適応機能を備えた学習支援システムについて研究を進めている。本研究は、学習意欲の持続のために、学習者の内発的学習意欲のうち自己効力感と自己決定感に着目している。 学習支援システムのプロトタイプを作成し、実験を行った。システムは、学習者の学習に対する自己評価と学習の遂行結果を用いて自己評価領域を求め、自己効力感を損なわないように次の学習範囲を決定する。また、学習者の自己決定感を高めるため、学習者主導で学習を進め、学習の目標点や学習を始める項目を学習者が設定する。さらに、学習中においてシステムより提示された学習範囲の中から、学習者が次の学習項目を決定する。プロトタイプシステムでは、小学校の算数を学習教材に取り上げている。 自己効力感と自己決定感を考慮した本システムにより学習者の学習が持続できるか、長期間の実験を行う必要がある。そのため、一般公開に必要な機能をプロトタイプシステムに追加し、Web上で公開実験した。実験は、学習履歴を収集するとともに、アンケート調査を行った。この実験の結果より、学習支援システムを小学生が利用するためには、操作を補助する機能が必要なことが分かり、操作を補助する機能をシステムに実装した。また、実験で収集した学習履歴の分析を行った。これにより、学習者の学習意欲を持続させるためには、学習履歴情報を活用して学習の行き詰まり状態を検出し、学習者に適切な支援情報を提供する機能が必要なことが分かった。
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