研究課題/領域番号 |
11680257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
荒井 紀子 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (90212597)
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研究分担者 |
山田 綾 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (50174701)
佐藤 園 岡山大学, 教育学部, 助教授 (80154061)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ジェンダー / 生活者育成 / 家庭科教育 / 教育改革 / カリキュラム / アメリカ合衆国 / スウェーデン / 授業論 / 北欧 |
研究概要 |
本研究は、ジェンダー教育や生活者育成の教育について先進的な取り組みがみられる米国、北欧、英国に焦点を当て、各国の1990年代の教育改革の中で、これら2つの教育視点がどう盛り込まれているか、また理念が教育の中で実際にどう展開されているかを分析・検討することを目的としている。3年間の研究代表者、および分担者の研究成果は以下のようである。 1アメリカの1980年代以降の教育改革について、先行研究をもとに明らかにした(佐藤) 2アメリカの教育改革における家庭科とジェンダー教育プログラムの展開を考察するために、ジェンダー教育プログラムの展開に多大な影響を及ぼしてきたアメリカの職業教育法(1976〜1998年法)の検討を行った。またアメリカの家庭科ナショナル・スタンダード(1998年)の検討を行い、家庭科教育改革の動向を検討した。(山田) 3アメリカ各州の調査としてはオハイオ州、ウィスコンシン州、カンザス州、ニューヨーク州の教育局、大学を訪問し、ミドル・スクール、ハイスクールの授業を参観した。(佐藤、山田、荒井) これら調査の結果をもとに、まずオハイオ州こついては、職業教育法やナショナル・スタンダードなどの新自由主義の教育政策による家庭科やジェンダー教育プログラムの変化を検討した。(山田) また、カンザス州についても州レベルの改革と家庭科の履修状況の実際について検討した。(佐藤) 4北欧の学校庁、大学、教育関係者にジェンダー教育についての聞き取りや資料収集、福祉施設への視察を行った。(荒井、山田)また、英国の1990年代の教育改革とジェンダー、シチズンシップ教育に関する資料収集と聞き取り調査を行った。(荒井) 調査結果をもとに北欧の教育改革の動向とジェンダーに関する教育的取り組み、および生活主体形成に関わる教育の取り組みについて、特に家庭科教育に視点を当てて分析した。研究の主な対象国はスウェーデンである。また、北欧諸国の家庭科カリキュラムについて横断的な検討を行った。(荒井) なお、研究の第2年度および第3年度に実施した英国、北欧の調査、および米国のウィスコンシン州、オハイオ州の一部の調査については資料の分析中である。今後、継続して検討を進めていきたい。
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