研究課題/領域番号 |
11680260
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
|
研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
広木 正紀 京都教育大学, 教育学部, 教授 (30115977)
|
研究分担者 |
大隅 紀和 京都教育大学, 教育実践総合センター, 教授 (90000083)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 環境学習 / 教材開発 / ニュージーランド / 構成主義 / 学習の三段階 / カリキュラム / 活動教材 / 小中学校 / 環境教育 / 学習段階 |
研究概要 |
1.日常知や身近な体験を尊重する構成主義の観点を、環境学習にとり入れる方策を探すため、構成主義を背景に作られたとされるニュージーランド(以下NZと示す)の理科カリキュラムを、環境学習の観点からの分析した[資料としてNZの教育省(1993)によるScience in the New Zealand Curriculumと日本の文部省(1989)による小学校と中学校の学習指導要領を用いた]。その結果、日本では「自然はどうなっているかを調べる活動」(=環境学習の第1段階)がほとんどを占めるのに対し、NZの場合、第1段階の活動(いろいろな日にいろいろな場所で温度を測る、…等)に加えて、「自然と生活との関わりを調べる活動」(=環境学習の第2段階;食用植物について調べる、…等)や「合理的な生活や社会のあり方を探る活動」(=環境学習の第3段階;水質汚染を解決する方法を探る、等)も、豊富にかつ身近な素材についてとり挙げられていた。 2.この結果を踏まえ、環境学習教材の開発を、身近な素材を用いた次のテーマについて行った。第1段階に関わる教材…「川や池の水はどんな色に見えるか」「水田の土や草むらの土を水槽に入れて屋上に放置する」「ビーカーに入れた煮沸水を屋外に放置する」、第2段階に関わる教材…「大気中の浮遊粉塵の簡易測定」、第2・3段階に関わる教材…「河原の石で火を起こす」、第3段階に関わる教材…「身近な野草から貯蔵でんぷんを探す」「いろいろな'わら'を使った納豆づくり」「資源としてのドングリ」「自然物から油を取り出してせっけんを作る」「身近な土を使って野焼きにより土器を作る」「身近な土から砂鉄をとって鉄をつくる」
|