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英語入門期における新指導法の構築と展開

研究課題

研究課題/領域番号 11680266
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育
研究機関広島大学

研究代表者

松浦 伸和  広島大学, 教育学部, 助教授 (30229413)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード英語指導法 / 入門期指導 / 授業研究 / 新教授法 / 教育実験 / 入門期英語教育 / 英語授業論
研究概要

本研究は、現行の英語入門期の指導を総括的に見直し、新たな枠組みを提示し、それを実証することを目的としていた。英語教育の効率の悪さの一因に、学習環境が挙げられる。限られた時間数での学習を余儀なくされ、英語学習に不可欠の反復学習ができない状況にある。それを補う指導法の構築を試みた。
まず、英語教育の問題点を明確にするために、アンケート調査をして実状を解明することから始めた。全国各地の英語教師289名から回答を得て、それを分析した。その結果、教育課程はほぼ一律で、1クラス約40人の生徒を週4時間の授業をしていることがわかった。さらに、教科書の進度は1レッスン6〜7時間で消化し、授業過程は「復習-導入-展開-練習」が一般的であるという興味深い結果が得られた。その間に、資料を得たアメリカやイギリスでの外国語授業と比較すると、分量や進度にかなりの差があることもわかった。
それらの結果をもとに、新たな枠組みを構築し、「3倍の進度で授業を進め、2回繰り返す」という授業を2学期間行った。その結果、初期の段階では、得点が開きにくく学力差が小さくなるという利点が得られた。だが、学習が進むにつれて、筆記学習の導入の遅れから、統制クラスとの間に差がなくなった。これはテスト方法に起因していると思われる。ただ、従来の研究に見られなかった成績の逆転現象が見られたことは注目に値する。最後に課題を述べておく。附属での実験であるために教育実習や進度など特有の要因の影響を受けたので、公立中学でも行いたい。また、新指導法を受け入れるに当たっての抵抗を除去する方法も検討しなければならない。

報告書

(3件)
  • 2001 研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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