研究課題/領域番号 |
11680282
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
|
研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
関田 一彦 創価大学, 教育学部, 助教授 (70247279)
|
研究分担者 |
中川 ジェーン 筑波大学, 外国語センター, 講師 (30267009)
尾崎 秀夫 創価大学, 講師 (80339762)
吉川 成司 創価大学, 助教授 (30191555)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 児童英語 / 総合的な学習の時間 / 国際理解教育 / 英語教育 / 協同学習 / 小学校英語活動 / グループ学習 / 英語活動 / 情報教育 / 総合的な学習 |
研究概要 |
小学校における英語教育にはいくつかの解決すべき課題がある。 1)総合的な学習の時間という、教科外の学習活動を通して英語を学ぶ意義を明確にする必要がある。 現場の先生方の多くは、あえて英語という教科を立てずに総合的な学習の時間をわざわざ使って英語学習をすることに、積極的な意義を見つけられずに困惑している。総合的な学習の時間創設のねらいは、教科の枠を越えて子どもたちの生きる力を育む活動を保障することにある。英語というコミュニケーションの道具に慣れ親しむだけでは、道具を何のためにどう使うのか、というより本質的な学習態度は身に付かない。 2)語学教育として英語を指導する場合、総合的な学習の時間の一部で行う活動では不十分である。 英語を言葉として操作するためには、相当の時間を要する。本研究者らが調査した学校は全て、月に1〜2度、年間では10回にも満たない授業時数しか確保されていなかった。英語に慣れ親しむことを目的とした身体表現活動を中心とする授業内客は、確かに子どもたちの興味・関心を喚起しているが、一過性の楽しいイベントとして子どもたちには受け止められている。1980年代から90年代にかけて広く行われた、コンピュータに慣れ親しませることを目的とする描画や作曲などの体験的学習が十分な成果を上げなかったように、慣れ親しませることを目的とした英語学習活動に果たしてどれほどの効果があるのか、今後の検証が不可欠である。 3)学級担任に英語学習活動を企画・実施するための知識や経験が不足している。 小学校では学級担任が、ときにはTTの形を取りながら総合的な学習の時間を運営するのが一般的である。しかし、英語を語学として教えるためのカリキュラムあるいは単元のシークエンスを、他教科や総合的な学習の時間内で行われる他の活動と関連づけて考案する技能を持っている教員は少ない。そのため、ALTに頼り切った活動に終始しがちである。
|