研究課題/領域番号 |
11680303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 (2001) 国立特殊教育総合研究所 (1999-2000) |
研究代表者 |
川住 隆一 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 重複障害教育研究部, 室長 (20124208)
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研究分担者 |
早坂 方志 青山学院大学, 文学部, 助教授 (20280571)
石川 政孝 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 重複障害教育研究部, 主任研究官 (20311186)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 重度・重複障害 / 訪問教育 / コミュニケーション / コミュニケーション・エイド / 探索行動 / スイッチ教材 / 入力支援装置 / 重度・重複障害児 |
研究概要 |
本研究は、重い運動障害と知的障害を併せ有し、家庭や施設で訪問教育を受けている児童生徒のためのコミュニケーション手段と探索手段(移動手段)の開発を行うことを目的とした。本研究で取り上げた対象児は、国立特殊教育総合研究所教育相談センターへの来談児5名と、重症心身障害児施設において訪問教育を受けている重度・重複障害児9名であった。いずれの子どもに対しても、継続的な教育指導を通して、個々に応じたコミュニケーション補助・代替手段が考え出されたり、市販の音声表出補助装置(商品名「ビックマック」「ステップバイステップ・コミュニケーター」等)を利用するための工夫が行なわれた。また、探索のための移動手段として、電動式スクーターボードの有効性も検討された。さらに、運動障害が重い子どもが機器を操作し易くするための入力支援装置や姿勢介助の工夫も重要な課題となった。 最終報告書においては、教育相談来談児に対する取り組みとして、(1)探索活動の促進がコミュニケーション内容を豊かにした事例、(2)コミュニケーションの意欲と伝達手段の向上が図られた事例、(3)人の動きを選択的に見ることから探索活動を促した事例、(4)探索活動の促進に電動式スクーターボードの活用を図った3事例が紹介された。また、2つの養護学校の訪問教育の場での取り組みについても、グループ活動場面(「朝のつどい」)と個別指導場面を取り上げ、上記の検討課題の観点から教育実践経過を整理した。
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