• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

構文動機の理論化と日本語中級文法教材への応用

研究課題

研究課題/領域番号 11680308
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関筑波大学

研究代表者

小林 典子  筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (00241753)

研究分担者 フォード 丹羽 順子 (フォード丹羽 順子)  城西国際大学, 人文学部, 講師 (70286201)
松本 哲洋  麗澤大学, 外国語学部, 助教授 (20209646)
木戸 光子  筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (20282288)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード日本語教育 / 構文動機 / 中級文法教材 / 教材評価 / データベース / 文法 / 教材作成データベース
研究概要

外国人学習者が日本語を使えるようになるためには、「頭の中にある概念を言語化するのに、なぜその構文を使うのか」という「構文動機」を記述し提示する必要がある。本研究では、現代日本語の「構文動機」をさぐり、その動機を枠組みとする日本語学習者用の中上級文法教材を試作した。
1)既存教材の調査分析、及び学習者の誤用分析を通して、学習者の文法習得の困難点を分析した。
2)困難点の解決のために「構文動機」を学習者にできるだけシンプルなルールとして提示することを試みた。
3)上記をもとに教材という形に試作した。
4)日本語教育現場の教師、及び、文法研究者、計4名に本教材の各練習問題が効果的であるかどうかをモニターしてもらい、そのコメントを練習問題とともにデータベースとしてまとめ、日本語教師が文法教材を改定していく過程を追跡できるようにした。
構文動機としては、次の観点を中心にすえ、各文法項目間の関係づけをしていくことが、中上級レベルの学習者に必要だという考えに至り、さらに教材の改定を進めている。
1)その文の使用状況(聞き手配慮の有無、話しことばか書きことばか、好悪感情など)
2)その文の視点
3)節や文の述語は意志的にコントロールできるのかできないのか。
以上の観点はボイス、アスペクト、ムード、テンス、複文の接続などの構文の選択要因として重要なものであり、学習者が適切な構文を生成する上で助けとなるものと考える。人称を明示的に表さない日本語の場合、話者のことを言っているのか、他者のことを言っているのかを、述語から判断していかなければならないが、構文動機を記述した文法教材は文の生成のためだけではなく、文の理解のためにも役立つものと考える。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (18件)

  • [文献書誌] 小林典子 他: "なぜその構文を使わなければならないのか"日本語教育方法研究会誌. 6-2. 14-15 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] フォード丹羽順子 他: "「文への組み立て」-構文動機の記述を生かした日本語中上級文法教材-"第4回 日本語教育シンポジウム,ヨーロッパ日本語教師会. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] フォード丹羽順子 他: "「構文動機」を記述した日本語教育のための文法"筑波大学 留学生センター 日本語教育論集. 15. 1-12 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小林典子: "条件文と述語のコントロール性"文芸言語研究 言語篇(筑波大学). 39. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小林典子 他: "なぜ文法習得につまずいたのか"日本語教育方法研究会誌. 7-2. 42-43 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 松本哲洋: "読解教育のためのワールドワイドウェッブの利用"麗澤大学 別科紀要. 3. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小林典子(共著): "日本語学習者の文法習得"大修館書店. 256 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kobayashi, Noriko et.al.: "Naze sono koubun o tsukawanakereba naranai no ka"Japanese Language Education Methods. 6-2. 14-15 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ford-Niwa, Junko et.al.: ""Koobun Dooki" o kijutsushita nihongo kyouiku no tameno bunpoo"Nihongo Kyouiku Ronshuu, 15, International Student Center, University of Tsukuba. 1-12 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kobayashi, Noriko: "Jyoukenbun to Jutsugo no kontorooru-see"Bungei Gengo Kenkyuu Gengo-hen, University of Tsukuba. 39. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kobayashi, Noriko et.al.: "Nihongo Gakushuusha no Bunpoo Shuutoku"Taishuukan Shoten. 256 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小林典子: "条件文と述語のコントロール性"文芸言語研究言語篇(筑波大学). 39(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小林典子(共者): "なぜ文法習得につまずいたのか"日本語教育方法研究会誌. 7-2. 42-43 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 松本哲洋: "読解教育のためのワールドワイドウェッブの利用"麗澤大学別科紀要 第3号. 3(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小林典子(共著): "日本語学習者の文法習得"大修館書店(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小林典子 他: "なぜその構文を使わなければならないのか"日本語教育方法研究会誌. 6-2. 14-15 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] フォード丹波順子 他: "文への組み立て-構文動機の記述を生かした日本語中上級文法教材-"第4回日本語教育シンポジウム ヨーロッパ日本語教師会. (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] フォード丹波順子 他: "「構文動機」を記述した日本語教育のための文法"筑波大学留学センター日本語教育論集. 15. 1-12 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi