研究課題/領域番号 |
11680312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
岡崎 眸 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (80223999)
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研究分担者 |
村松 賢一 お茶の水女子大学, 留学生センター, 教授 (00272732)
長友 和彦 お茶の水女子大学, 人間文化研究科, 教授 (60164448)
池田 玲子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助手 (70313393)
本郷 逕子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (60238805)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 内省モデル / 日本語教育実習 / 教師の意思決定 / 教師の成長 / 授業評価 / 問題解決行動 / 地域の日本語教育 / 教師発話 |
研究概要 |
内省モデルに基づく日本語教育実習の可能性をトレーニングモデルに基づく日本語教育実習と対照しながら探る実証研究を行った。その結果、以下のことが明らかになった。 (1)トレーニングモデルにおいては教育経験のない実習生は教案にこだわるが、内省モデルに基づく日本語教育実習においては、教育経験のない実習生であっても、教案にこだわることなく柔軟な意志決定ができること、(2)内省モデルにおいては実習生自身による授業評価活動が重視されることから、この評価活動を通した自律的な評価能力の養成ができること、(3)内省モデルにおいては実習生の経験の中から獲得してきている知識を重視することから、実習生は自らの日本語教育観や日本語学習観に働きかけることが不断に要求される。その結果として、実習生の態度の変容が促されること、(4)トレーニングモデルにおける実習生のティーチャートークは学習者の誤りの訂正や展示型質問が中心であるが、内省モデルの場合には、実習生は誤りの訂正はほとんど行われず、また参照型質問が多用され教室内のコミュニケーションが活発であること 内省モデルに基づく教育実習は、多様で複雑な教育現場に対応する教授能力の養成のために、意味のあることが分かった。
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