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整列変換型ユニバーサル・データ圧縮法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11680339
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 計算機科学
研究機関群馬大学

研究代表者

横尾 英俊  群馬大学, 工学部, 教授 (70134153)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードデータ圧縮 / ユニバーサル符号 / 整列変換 / ブロックソート法 / 文脈ソート法 / 確率モデル / 無歪み圧縮 / 適応的アルファベット分解 / ユニバーサル符号、 / ソート法 / モデリング / PPM / プレフィクスリスト
研究概要

本研究は,整列変換型の無歪みデータ圧縮法であるブロックソート法と文脈ソート法について,理論的側面と実装技術開発の両面から検討を行ったものである.整列変換型のユニバーサル符号とは,圧縮対象であるデータ系列を整列に基づいて整数値の列に変換し,得られた整数列を適当な符号によって圧縮するものである.本研究では,独自に開発したプレフィクスリストというデータ構造を使って文脈ソート法を実装し,ユニバーサルデータ圧縮の従来の代表的モデルであるPPMとの比較を行った.その結果,適応的アルファベット分解という新しい概念で両手法が関係づけられることが判明した.
整列変換とは,次の入力記号の候補の集合に全順序関係を定義することである.通常,文脈同士の類似度に基づいて整列が行われる.しかし,文脈の類似度が自然に決定するのは半順序関係であり,これを全順序に変換するのは人工的な操作である.本研究では,半順序性を保存したままで符号化を行うモデルの提案を行った.半順序集合の符号化には確率的なモデルの導入が必要であり,そのために適応的アルファベット分解という概念を整備した.文脈ソート法を適応的アルファベット分解を使って再定式化し,それに確率モデルを組み合わせた結果,ブロックソート法やPPM法を上回る圧縮性能を得ることができた.また,これらの研究過程で,文脈ソート法,ブロックソート法,LZ77法などの全く異質のデータ圧縮法が文脈ソート法を介して密接に結びつくだけでなく,文脈表上のエントロピー推定という共通の機能を介して,相互に深く関係していることが判明した.

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 儘田真吾: "適応的アルファベット分解を用いた無歪みデータ圧縮"電子情報通信学会論文誌A. (印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Mamada and H.Yokoo: "Lossless Data Compression via Adaptive Alphabet Decomposition (in Japanese)"Trans IEICE A. (in print).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 儘田真吾,横尾英俊 他: "適応的アルファベット分解を用いた無歪みデータ圧縮"電子情報通信学会論文誌A. (印刷中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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