研究課題/領域番号 |
11680364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
橋本 正明 九州工業大学, 大学院・情報工学研究科, 教授 (20253560)
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研究分担者 |
片峯 恵一 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (00264135)
廣田 豊彦 九州産業大学, 情報科学科(現在), 教授 (00144402)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ソフトウェア・モデリング / マルチビュー / CALS / ドメイン特化 / 知識の抽象構造 / 仕様記述言語 / リファレンス・モデル / システム・ジェネレータ / ソフトウェア工学 / データ工学 / ビュー / ドメイン依存 / CAD / データ交換 / 建築 |
研究概要 |
グローバル・スタンダード化の波が我が国にも押し寄せ、産業界の競争が激化している。その中でも、プロダクトのトータル・ライフサイクルを支援するための情報システムCALSが大きな脅威である。我が国でも、種々のCALSの実証実験が進められ、報告者らも、建築CALSの実証実験に参加した。その結果、CALSの限界が以下のように明らかになった。 (a)プロダクト・データ表現が旧世代技術である。 (b)プロダクトのライフサイクル全てのデータが混在し、データが繁雑なので、CALSを利用する情報システムの開発に多大な工数を要する。 そこで、個々のフェーズの視点から見たソフトウェア・モデリングに関する研究を多視点の観点から相互に関係付け、その中にCALSのモデルも位置付けることによって、上記の限界を克服することが本研究の目的である。 以下、研究内容を述べる。 (1)個々のフェーズから見た個別視点に関する抽象構造を用いたモデリング 産業の個別ドメインの知識に着目し、その抽象構造を抽出する方法によって、個別視点のモデリングを研究した。建築の部屋配置設計について、空間の包含関係から成る抽象構造を抽出した。建築施工のプロセスについては、建築物の設計図から得られるプリミティブ・プロセスと、施工管理に用いられる1日単位のプロセスとの間に、集約の関係を定式化することができた。 (2)汎用的な構造を仲介役とする多視点モデリング 汎用的なオブジェクト・モデルを特化する形で抽象構造を定めることによって、個別視点のモデルを汎用的なオブジェクト・モデルヘ変換することを可能とした。 (3)多視点モデリングの実装方式 上記の汎用的なオブジェクト・モデルを中間言語としたドメイン特化仕様記述言語の処理系のリファレンス・モデルを提案し、下記の実験を行った。 (4)実験 システム・ジェネレータを試作し、建築CALSの実証実験を行った。
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