研究課題/領域番号 |
11680374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山崎 勝弘 立命館大学, 理工学部, 教授 (70134260)
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研究分担者 |
新實 治男 京都産業大学, 工学部, 教授 (40144331)
大西 淳 立命館大学, 理工学部, 教授 (50160560)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 並列プログラミング / 事例ベース推論 / 並列アルゴリズム / スレッド / タスク分割 / 事例検索 / プログラムスケルトン / PCクラスタ / 部品化 |
研究概要 |
従来の事例ベース並列プログラミングの研究で、事例を修正して新規並列プログラムを作成する際、スレッド、同期に関する部分に比べて、タスク分割部分の再利用度が低いことが問題であった。本研究では、この問題を解決するために、タスク分割について並列アルゴリズムクラス毎に詳細な分類を行い、それを基にタスク分割の部品化を検討した。 タスク分割の分類は、事例用に作成された並列プログラム22個を、4つの並列アルゴリズム毎に分析して行った。従来の3種類の分類(ブロック、サイクリック、コピー:分類レベル1)の他に、分割方法に関するより詳細な情報(単純/重複、固定/可変、分割数など)を示す分類レベル2、及び分類レベル2に応じて必要なデータを示す分類レベル3を新たに設けた。これらの分類の導入によって、事例検索の精度が上がり、より類似した事例を検索できるようになった。 また、並列プログラムの骨格以外の不要部分を削除し、削除部分には何の記述をすべきかのコメントを付加したプログラムスケルトンを自動抽出するプログラムを作成した。これによって、事例修正における手間が大幅に削減できた。 さらに、PC16台をイサーネットで接続し、PCクラスタを構築した。その上にPVMを移植して、PVM並列プログラミングの実験を行った。現在、PC8台を高速ネットワークカード(Myrinet)で接続して、SCoreクラスタシステムソフトウエアをのせて、分散共有メモリ環境を構築中である。今までに、PC4台上にMyrinetとSCoreをのせて、簡単なOpenMP並列プログラムの動作を確認した。
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