研究課題/領域番号 |
11680377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
金谷 健一 群馬大学, 工学部, 教授 (60125838)
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研究分担者 |
日吉 久礎 群馬大学, 工学部, 助手 (40323331)
高橋 成雄 群馬大学, 総合情報処理センター, 助教授 (40292619)
太田 直哉 群馬大学, 工学部, 助教授 (10270860)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 3次元形状復元 / 幾何学的モデル選択 / 統計的最適化 / モデル選択基準 / 仮想スタジオ / 移動カメラ校正 / 画像モザイク生成 / オプティカルフロー / モザイク生成 / モデル選択 / 幾何学的AIC / 動画像解析 / 3次元復元 / 信頼性評価 |
研究概要 |
1.画像からの3次元復元の研究 研究代表者の提唱する幾何学的計算の統計的最適化理論を用い、画像から得られた誤差のあるデータからシーンや物体の3次元形状を精度を最大化するように最適に計算し、かつ計算した形状の信頼性を定量的に評価するための理論および実践例を、2画像からの復元の場合とオプティカルフローから復元の場合について示した。 また画像から抽出した特徴点の精度を記述する「共分散行列」を画像の濃淡値からの計算法を示し、信頼性評価との相関を実験的に実証した。さらに絶対的な位置やスケールを正規化することによる信頼性評価の影響を理論的に解析した。また曲線や曲面の表示に関する新しい手法を示した。 これらによって画像からの3次元復元の信頼性評価の理論的基礎が与えられた。 2.幾何学的モデル選択による仮想現実生成 画像から抽出した誤差のあるデータから幾何学的推論を行うためのモデル選択基準として「幾何学的AIC」および「幾何学的MDL」を導出し、情報理論的な意味付けを行った。そして画像モザイク生成において、幾何学的モデル選択により画像の重なりが小さいときも安定な変換が計算できることを実証した。また、仮想スタジオのための移動カメラ校正のための最適な参照パタンを設計し、幾何学的モデル選択によってカメラ配置の退化や統計的な揺らぎが避けられること、および動画像中の独立に移動する物体の識別や物体数の推定に幾何学的モデル選択を用いて精度が向上することをシミュレーションおよび実画像実験によって示した。
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