研究課題/領域番号 |
11680420
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
|
研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
辻 孝吉 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (00197675)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | 自律分散 / ペトリネット / 離散事象 / 並行処理 / 大規模システム / ネット理論 / グラフ理論 / 量子ビット / モデル化 |
研究概要 |
以下に示す研究計画・方法によって研究代表者が自律分散型情報処理システムを系統的に解析・設計するための理論的研究とその成果を実システムヘ応用するための研究を行った。 (I)理論的検討:本研究では、自律分散システムをモデル化する方法として <A>従来からあるペトリネットの定義を変化させることなくペトリネットのトークンにネット構造を階層的に付加したモデル」と、上述の<A>とは異なり <B>「制御仕様をペトリネット構造で陽には表現せず、ネット構造を移動可能にした拡張ネットモデル」を用いる2つのアプローチによりシステムを系統的に解析・設計するための基礎理論として以下の研究を行っている。まず、 (1)システム全体の仕様をペトリネットで表し、そのペトリネットのトークンに各サブシステムに対するペトリネットを階層的に対応させるモデル化手法を提案し、理論的検討を行った。次に、 (2)ネット理論を補充するためペトリネットのサブクラスの構造的性質について検討を行い、新しい代数的手法や構造的性質、可解性のクラスを導出した。更に、 (3)新しいアーキテクチャのシステムに対応するため、新しい拡張ネットモデルを提案し、適応例として量子ビットのモデル化手法を検討した。 (II)プログラムパッケージの開発:上記理論的検討に基づいた自律分散型情報処理システム解析・設計用プログラムパッケージを開発ための環境整備を行った。 (III)研究成果:得られた結果を研究会、国際会議等で発表し、広く意見交換を行った。[11.研究発表参照]
|