研究課題/領域番号 |
11680455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
土谷 幸久 創価大学, 通信教育部, 助教授 (10188584)
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研究分担者 |
平館 道子 金沢経済大学, 経済学部, 教授 (50019329)
関谷 章 大東文化大学, 経営学部, 教授 (60051348)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 生存可能システムモデル / オートポイエーシス / ベイジアン |
研究概要 |
平成11〜12年度の2年に亘る研究助成の結果、(1)生存可能システムモデルの社会システムに対する重要性と、(2)現実社会で生存可能システムの諸機能を発揮するためにはオートポイエーシスを確保することが必要であることが、確認できた。(2)はビーアが幾度か触れていたことであるが、明瞭には述べられていなかった。 (1)は、社会システムにとっての必須機能を表わしているか否かという意味での検証である。(2)は、2つの意味がある。1つはビーアが言うように、システムIの生存可能性を引き出すためである。さらに我々は、現実には生存可能システムモデルの諸機能は、組織の中に分散している場合があるため、その凝集性を確保し機能させるために、オートポイエーシスが必要となると考えた。また最近、社会システムへのオートポイエーシス論の展開が試行されているが、オートポイエーシスを社会の中で活かすには生存可能システムモデルを用いる必要性があり、両者は相補的関係にあることを論じた。 オートポイエーシス論と生存可能システムモデルの関連性を論及した研究は、これまでなかったため、その点が新たな研究であったと考えている。 以上が『生存可能システムモデルの理論と実践についての研究』に収められた内容であるが、実証研究に関しては課題を残した。理論の細部と共に、今後の課題としてゆきたい。
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