研究課題/領域番号 |
11680534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
松田 義弘 東海大学, 海洋学部, 教授 (80056100)
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研究分担者 |
金沢 延幸 国土環境株式会社, 数値解析部, 主査研究員
横地 洋之 東海大学, 海洋研究所, 助教授 (70119709)
佐藤 義夫 東海大学, 海洋学部, 教授 (70056315)
金澤 延幸 国土環境(株), 数値解析部, 主査研究員
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | マングローブ / 環境変動 / 物理過程 / 潮汐 / 樹木の抵抗 / 水質変化 / 酸素生成・消費 / 定量評価 / 潮汐流動 / 渦動粘性係数 / 付着藻類 / 底泥 / 波浪 / 環境評価 / 光合成 / 力学特性 / 樹木抵抗 / 貧酸素 |
研究概要 |
マングローブ自然環境の劣化は加速的である。従って、歴史の浅いマングローブ研究の現状では、研究の進展を待っている間に自然環境は回復不能となってしまう。先ず、地域社会に対し、自然環境の実態を、定性的ではあっても、科学的に示し、さらに、環境劣化の加速を抑えるためにはその定量的評価が必要であることを認識させることが複合領域としての本研究の緊急課題である。その一方で、研究の加速的な進展を図らねばならない。 助成を受けた4年の期間に以下の2テーマの研究を実施した。 1)マングローブ域における定量的環境評価の必要性と課題の提示 マングローブ域の環境劣化を抑え、また回復させるためには現地環境の評価が定量的になされねばならないことを、既往の研究成果に基いて、科学的な観点から示した。一方、地域社会を啓蒙するために、既往の知見を主として物理環境の観点から整理し、その結果を公開し、恒久展示した。さらに、この整理の過程で、定量的評価に必要とされる素過程を抽出し、今後の課題を提示した。 2)マングローブ自然環境を形成する機構の定式化 マングローブ域の環境を定量的に評価するための基礎知見として、以下の2つの機構および素過程を、西表島、ベトナム、エクアドルでの現地観測および現地実験に基いて解明し、それらの定式化を進めた。 (1)マングローブ樹林内で潮汐流動と樹木群の相互作用がつくる特異な渦粘性の機構 (2)樹林内で溶存酸素を大きく変動させる生物、化学、物理過程とそれらの共存作用の機構
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