研究課題/領域番号 |
11680678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
東 雄二郎 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助教授 (30181069)
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研究分担者 |
蒲池 雄介 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助手 (90263334)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | TGFβ / BMP / Smad / zfh1 / SIP1 / δEF1 / ノックアウトマウス / マウス胚発生 / zfh / BMPシグナル |
研究概要 |
SIP1はSmadと相互作用する因子として単離され、N末端およびC末端側にZinc Fingerモチーフを持ち、それらの間にホメオドメイン様の配列およびSmad結合領域を有するDNA結合型の転写因子である。またSIP1はそのアミノ酸配列の相同性から、これまでわれわれのグループが研究を進めてきたδEF1/Zfh-1ファミリーに属する新たなタンパク質であることが明らかとなった。マウス初期胚におけるSIP1の主な発現箇所としては、neural tube、dorsal root ganglion、lens epithelium、presomitic mesodermで特異的な発現が観察された。特に興味深い発現としてpresomitic mesodermでの発現があげられ、somiteの形成および分化に関与している可能性が示唆された。われわれはSIP1の胚発生時における役割を明らかにするために、Cre-LoxPシステムを用いたSIP1遺伝子ノックアウトマウスの作製をおこなった。これまでに相同組換えを生じた3つの異なるESクローンを単離し、その中の1つは生殖系列細胞への導入を確認している。われわれは今後恒常的にCre recombinaseを発現するCAG-Creマウスとの交配によるSIP1遺伝子のノックアウトマウスを作製し、また表現型によってはCre-LoxPシステムを利用したステージもしくは組織特異的なconditional gene targetingを行っていく。またδEF1ファミリーの生体内での機能を解明していくために、δEF1とSIP1の二重変異マウスの作製も予定している。
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