研究課題/領域番号 |
11680722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐々木 洋 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助手 (10211939)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | オーガナイザー / 脊索 / Foxa2 / エンハンサー / 転写調節機構 / マウス / 遺伝子発現制御 / 原腸陥入 / Foxa2(HNF3β) |
研究概要 |
脊椎動物の体の形成には、オーガナイザーと脊索が重要な働きをしている。そこで本研究は、それらの形成に必須な転写因子HNF3β/Foxa2の遺伝子発現制御領域の解析を基礎として、オーガナイザーと脊索の形成に関与する新規の転写因子の単離を目指した。マウスFoxa2のエンハンサーを他種のFoxa2のエンハンサーと比較することにより、種間で保存された3つの配列を同定した。そのうちCS3という配列はエンハンサー活性に必須であった。酵母One-hybrid法により、CS3に結合する転写因子としてp65(RelA)を同定した。マウス胚7.0-7.5日胚において、p65のタンパク質は胚全体で弱く発現していたが、Foxa2が発現しているノード・脊索においては、p65の発現が周囲より明らかに強くなっていた。また、p65は培養細胞P19においてFoxa2エンハンサーをCS3依存的に活性化した。これらの結果からp65がFoxa2のエンハンサーの活性化因子として機能する事により、オーガナイザー・脊索の形成に関与していると考えられた。p65は細胞外のシグナルによって活性化される転写因子であることから、オーガナイザー・脊索の形成には、p65を活性化するシグナルの関与が考えられる。そのシグナルの実体を明らかにするとともに、このシグナルと、オーガナイザー形成に働く既知の2つのシグナル(Wnt様シグナルとnodal/activin様のシグナル)が、オーガナイザーの形成においてどの様な役割を果たしているのかを明らかにすることが今後の課題である。
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