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扁形動物プラナリアの遺伝子導入実験系の開発とその再生研究への利用

研究課題

研究課題/領域番号 11680726
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 発生生物学
研究機関姫路工業大学

研究代表者

織井 秀文  姫路工業大学, 理学部, 助手 (70211836)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードプラナリア / 再生 / 遺伝子導入 / エレクトロポレーション
研究概要

扁形動物プラナリアに外来遺伝子を導入するために、プラナリア自身のもつ高発現遺伝子2種類(elongation factor 1αとelongation factor2)に着目した。それぞれの遺伝子のプロモーター及びターミネーターの相当する5'上流域と3'下流域をクローニングし3種類のレポーター遺伝子、β-galactosidase(β-gal),luciferase,green fluorescent protein(GFP)を挿入した計6種類のプラナリア発現ベクターを構築した。これらのベクターをマイクロエレクトロポレーション法でプラナリア個体へ、あるいはエレクトロポレーション法で解離細胞への導入を試みた。残念ながら個体への導入はいずれのベクターを用いた場合においてもまったく検出されなかった。また、プラナリア個体がGFPの出す蛍光と類似の自家蛍光を持つことが明らかになりGFPはレポーター遺伝子として不適であることがわかった。一方、解離細胞への導入においては、luciferaseベクターを導入後、細胞抽出液中におけるluciferase活性はほとんど検出できなかった。しかし、β-galベクターを用いて細胞レベルでの導入を調べたところ10^<-7>と極めて低頻度であるが導入細胞が確認された。このことは少なくとも単離したプロモーターが実際にプラナリア細胞中で機能したことを示している。今後はこれら発現プロモーターを基本にプラナリア用レトロウイルスベクターを構築し導入効率を高める等の改良が期待される。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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