研究課題/領域番号 |
11691019
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 大阪外国語大学 |
研究代表者 |
赤木 攻 大阪外国語大学, 学長 (10030157)
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研究分担者 |
藤原 佐知子(武田 佐知子) (藤原 佐知子 / 武田 佐知子) 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (00181412)
五條堀 孝 国立遺伝学研究所, 生命情報DDBJ研究センター, 教授 (50162136)
秋道 智彌 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 教授 (60113429)
野中 健一 三重大学, 人文学部, 助教授 (20241284)
高井 康弘 大谷大学, 文学部, 助教授 (00216607)
林 行夫 京都大学, 東南アジア研究センター, 助教授 (60208634)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,910千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 1,110千円)
2001年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2000年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1999年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | メコン / 人と自然 / 家禽化 / 昆虫食 / 集水域 / 民族間関係 / 漢族移民 / 民族衣装 / ラープ / エスノバイオロジー / 森林破壊 / 商品作物生産 / 辺境貿易 |
研究概要 |
本科研は平成11年度から平成13年度にかけて中国、ミャンマー、ラオス、タイ、ベトナム各国のメコン河集水域において行われたフィールドワークに基づく学際的研究である。その目的は各地における住民とメコン河との生態学的、遺伝的、社会文化的、歴史的な関わりを地域の環境史として異なる領域から総合的に明らかにすることである。 報告書では高井はタイ北部と東北部における牛・水牛の肉食志向の変容を取り上げ、その社会的意味を探っている。野中は自然資源の一つである昆虫の食用を調査した。秋道は鶏の家禽化を取り上げ、それが必ずしも単純ではなく、自然界と人間界の複雑な交流の中に見出されると論じている。武田は「民族衣装」を問題とし、「民族衣装」そのものの存在に疑いをかけている。深尾は雲南省シーサバンナの盆地世界を中心としたゴム栽培の導入がいかに環境を変えてしまったかを丹念に追っている。 本研究は前述の目的どおり、メコン河流城の自然と文化の関わりについて、遺伝学や動植物利用、民族間の住み分けや共同、さらに服飾や社会構造などの文化・社会的面などから総合的な調査を行うことができた。これにより、複数の国家にまたがる河川が今後どのように共同利用され、管理されうるのか、さらには国境で分かつことのできない環境問題解決の一つの糸口を得ることができたと考える。 中国雲南省での委託調査については、調査報告書の原稿がまとまり、日本および中国で出版される予定である。
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