研究概要 |
平成11年7-9月,四反田がミュンヘンのバイエルン国立図書館で中世ラテン語>Physiologus<写本を,同年12月-12年1月,ウィーンのオーストリア国立図書館で古高ドイツ語"Physiologus"写本を古文書学的に調査した。同年10月,Haubrichs教授来日時に写本分析に関し研究打合わせした。平成12年7-8月,四反田がミュンヘン国立図書館,オーストリア国立図書館でRudolf von Ems:"Weltchronik";"Dicta Version";"Althochdeutscher Physiologus";"Wiener Physiologus"写本を古文書学的に調査した。同年8-9月,岡崎がザンクトガレン修道院付属図書館,ミュンヘン国立図書館,ベルリン国立図書館でドイツ中世英雄叙事詩"Nibelungenlied"写本を文献学的に調査した。四反田は同年9月10-16日,ウィーンの第10回ゲルマン語学文学国際学会(IVG)で研究発表"Rezeption der Allegorese,Metaphorik und Symbolik der lateinischen>Physiologus<-Version in volkssprachlichen>Physiologus<-Versionen"を行い討議した。同年12月-平成13年1月、同年2-3月,オーストリア国立図書館で"Ahd.Physiologus";"Wiener Physiologus"写本を解析し転写した。同年2月,Haubrichs教授が会長職のWolfram協会会員,ヴュルツブルク大学Huschenbett教授を広島大学文学部に招聘し,レヴュー・講演会・研究打合わせを行った。写本分析作業効率化のためマイクロフィルムスキャナを購入し,写本画像のデジタル・データ入力を実現した。
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