研究課題/領域番号 |
11691028
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
谷一 尚 共立女子大学, 国際文化学部, 助教授 (20236681)
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研究分担者 |
早乙女 雅博 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (80150035)
大貫 静夫 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (70169184)
菅谷 文則 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (10275175)
日高 薫 国立歴史民族博物館, 情報資料研究部, 助手 (80230944)
濱崎 一志 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教授 (00135534)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
28,600千円 (直接経費: 28,600千円)
2000年度: 13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
1999年度: 15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
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キーワード | 中国寧夏固原県 / 原州聯合考古隊 / 西郊郷和平村北原 / 漢平高県城外 / 後漢磚室墓発掘 / 出土遺物の現地移管 / 北周・田弘墓報告書 / 唐・史道洛墓報告書 / 後漢磚室墓遺物整理 / 素材成分分析 / 鉛同位体比測定 / 青ガラス製耳當 / 白玉製鼻當 / 白玉製含蝉 |
研究概要 |
初年度では、1999年7月〜9月、本補助金により、95年発掘の唐・史道洛墓、96年発掘の北周・田弘墓に引き続き中国寧夏回族自治区固原県において日中合同の「原州聯合考古隊」を組織し、原州遺跡のうち固原県西郊郷和平村北原所在の漢平高県城外の後漢期の1墳墓を発掘した。 墓葬の構造は、地下式磚室墓で、甬道・主室・奥室・両耳室などからなる。主室からかなり良好な状態の男性1体・女性2体の遺骨が出土。木棺葬。奥室からも2棺出土。装身具類は、青ガラス製耳當5、同製珠2、白玉(はくぎょく)製鼻當5、同製含蝉1などが出土した。特に鼻當・耳當は頭骨に着装されたままかそれに近い状態で出土し、当時の装身葬具がどのように用いられたかを解明する有力な資料となった。 これと併行して、99年2月に該当年度の「研究成果公開促進費」の援助により報告書を公刊した唐・史道洛墓出土遺物の寧夏固原博物館への移管、2000年2月にやはり「研究成果公開促進費」の援助により報告書を公刊の北周・田弘墓出土遺物の整理等も行った。 次年度では、2000年7月〜8月、本補助金により、前年度に発掘した、西郊郷和平村北原所在の漢平高県城外の後漢磚室墓の出土遺物整理を行った。出土磚のうちの図紋磚は、寧夏回族自治区では初めての検出であることが判明した。 これと併行して、2000年2月に「研究成果公開促進費」の援助により報告書を公刊した北周・田弘墓出土遺物の寧夏固原博物館への移管や、未発掘の原州遺跡群および固原周辺の遺跡・文化財の踏査等を行った。
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