研究課題/領域番号 |
11691031
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
東洋史
|
研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
石澤 良昭 上智大学, 外国語学部, 教授 (10124851)
|
研究分担者 |
盛合 禧夫 東北工業大学, 工学部, 教授 (10085459)
遠藤 宣雄 上智大学, アジア文化研究所, 研究員
青柳 洋治 上智大学, 外国語学部, 教授 (60146800)
上野 邦一 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (70000495)
中尾 芳治 帝塚山学院大学, 文学部, 教授 (70227734)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
28,960千円 (直接経費: 26,500千円、間接経費: 2,460千円)
2001年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2000年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1999年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
|
キーワード | 世界遺産ワットプー / ラオス文化遺産 / 世界遺産ルアンプラバン王都 / チュンパサック州 / 河川交通と物資の流通 / 新村建設運動 / 地域の村落市場 / 観光と物産品 / チャンパサック州 / 村落市場 / カンボジアの民話 / 文化観光振興 / 遺跡保存の初級技術 / 文化遺跡に対する住民意識 / 文化遺産教育 / 遺跡保存技術の移転 / 地域文化発展像 / 伝統工芸品 / タミール・ナド州 / オリッサ州 / コナラーク寺院 / カンチープラム遺趾 / マハバリプラム遺跡 / インド考古総局 / 文化観光 / 遺跡周辺村落 |
研究概要 |
調査研究活動 1)ラオス政府文化情報省との打合せ会議:副大臣Thongsa Sayavongkhamdy氏、Bounhom Chanthamat氏と打合せを行い、ラオス側との協力体制の擦り合わせを行った。 2)ラオス南部チャンパサック州知事とワットプー村当局および治安管理事務所との打合せ会議:現場における協力体制(車輌・村人(聴き取り調査)・宿泊・労働者の手配および調査箇所)の確認、村落現況についての事情聴取などを実施した。 3)再発見班:(1)チャンパサック州文化遺産のインベントリー概要作成(2)村の人口動態と分村居住(3)存立条件と遺蹟の位置づけ、(4)近隣村等の所得調査(5)遺跡と河岸村落と森林の配置(6)自然環境と文化遺産関係の調査(7)村民の文化遺産に対する意識調査などを実施した。 4)遺跡班の共同調査:(1)ワットプー遺跡の概要、(2)保存修復状況調査(3)村人等に遺跡現場の作業を試験的に担当させた、(4)文化環境と遺跡の関係、(5)遺跡整備事業と技術移転問題。(6)遺跡整備と村経済への波及効果などの調査を実施した。 5)人材班:(1)村内の遺跡従事者調査(2)半農・半遺跡労働者の調査(3)自給自足経済と遺跡労働収入の関係、(4)遺跡と寺院配置の相似性、(5)遺跡を入れた伝統工芸品の製作(6)影絵芝居の製作などの調査を実施した。 6)アイデンティティ発見班:(1)ラオ語教科書調査、(2)学校教育の中での文化遺産教育、(3)村の民話聴き取り採話と民族ルーツの問題、(4)村祭り等に対する意識調査など実施した。 7)文化観光班:(1)ラオス観光局と共同でチャンパサック州河川交通網の調査、(2)タイ人観光客とチャンパサック州の調査を行なった。 8)総合検証研究会:(1)州・村の農業・環境等の専門家・関係者と各班調査、データの検討報告会、(2)ワットプー遺跡を中心とした地域像の検討、(3)村と遺跡と自然の共生・共存問題の検討、(4)遺跡整備事業・経済的波及効果、(5)地域経済の中におけるワットプー村の将来像の試案を提示した。(6)ビエンチャン特別州とルアンプラバン州との比較検討(各班のテーマごとに)を行なった。
|