研究課題/領域番号 |
11691032
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
加藤 幸次 上智大学, 文学部, 教授 (00000084)
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研究分担者 |
魚住 忠久 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50144176)
高浦 勝義 国立教育政策研究所, 初等中等教育部, 部長 (40110093)
石坂 和夫 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (20099906)
佐藤 有 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10125370)
浅沼 茂 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30184146)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | グローバリゼーション / ワールド・スタンダード / 国際比較 / 授業記録 / 授業分析 |
研究概要 |
研究の目的は、アメリカ基礎教育協会の主催する「世界の学校」プロジェクトの国際会議に出席すると同時に、その機会を捉えて、アメリカ、イギリス、フランスおよびドイツの授業を入手し、分析・検討して、これらの国々の授業のあり方を研究することにある。これら先進国の授業に流れている要素を取り、日本の授業と比較・検討し、「ワールド・スタンダード」を策定しようと試みた。そのために、これらの国々から典型的・代表的な授業(小学校4年と中学校2年の理科と社会科)を選び出し、記録した。記録したものは、それぞれの単元の指導案、児童生徒の学習活動の足跡(student works)およびビデオである。学校と教師の選定に当たっては、各国の授業研究を専攻している大学人に依頼した。アメリカはウィスコンシン州アディスン市、イギリスはロンドン市、フランスはブザンソン市、ドイツはハンブルグ市の学校である。他方、これらの学校を訪問し、授業を実際に見学し、ビデオなどにした。どの国のどの学校の授業でも、学習の初めに学習課題への意欲づけを行い、課題意識を持たせるための一定の「導入」を行っている。この導入は学級集団を対象とした一斉学習である。続いて、課題の追求であるが、どの国でも小グループ学習あるいは個人学習である。観察・実験学習や調べ学習による体験的学習が採用されていて、そのためになんらかの「学習シート」を活用している。教科指導であるため、教師は常に単元のねらいにこだわっていて、支援と言うより指導に当たっていると言える。いわゆる一斉指導に個別指導や小グループ学習・個人学習を交えた形式となっている。
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