研究課題/領域番号 |
11691137
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
江尻 全機 国立極地研究所, 資料系, 教授 (30013692)
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研究分担者 |
岡田 雅樹 国立極地研究所, 情報科学センター, 助手 (40270425)
田口 真 国立極地研究所, 南極圏環境モニタリング研究センター, 助教授 (70236404)
麻生 武彦 国立極地研究所, 北極圏環境研究センター, 教授 (10026255)
堤 雅基 国立極地研究所, 研究系, 助手 (80280535)
行松 彰 国立極地研究所, 研究系, 助手 (70260007)
岡野 章一 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10004483)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | オーロラ / 大気光 / 熱圏 / 南極点 / 全天イメージャ / 極冠域 / カスプ / クレフト |
研究概要 |
アムンセン・スコット南極点基地に設置した全天オーロラ・イメージャは、平成11年度及び平成12年度南半球冬期に於いて、全米科学財団(NSF)の技術支援者の協力を得て、極地研究所の計算機から人工衛星を介したインターネット経由で、観測を実施した。唯し、平成11年度には研究分担者の岡田雅樹と研究協力者として鈴木靖和技官、平成12年度には、研究分担者の岡田雅樹と竹下秀を、夫々アムンセン・スコット南極点基地に派遣し、機器の調整、保守、較正等を実施し、現地技術者に対しての操作訓練を行って来た。特に2年目に、新たな全天カメラの設置も行い、これまで使用していた全天オーロラ・イメージャを改修のため日本へ持ち帰った。また、回収した生データの国内での解析・研究を進め、極冠域でのオーロラ・ダイナミックスと太陽風による磁気圏応答とに関係する貴重なデータが得られ、HF帯レーダ同時観測時のオーロラ・ダイナミックスの新たな知見も得られた。これらの初期結果と観測計画立案のコーディネイトの為、研究代表者及び分担者が、米国及び欧州地球物理学会での発表、共役点の北欧や中山基地との共同観測の為に北欧及び中国へ行き、観測研究打合せ等を行った。さらに、国際標準光を用いた光学絶対値較正をドイツのマックス・プランク研究所において行った。将来に向けての南米放射線帯異常とオーロラに関する地上観測網の調査も実施した。これらの結果は、多くの論文として発表された他、南極点オーロラ全天画像としてインターネットを通して公開する事ができた。
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