研究課題/領域番号 |
11691156
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
内田 雄造 東洋大学, 工学部, 教授 (60058120)
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研究分担者 |
安 相景 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (40307781)
穂坂 光彦 日本福祉大学, 経済学部, 教授 (10278319)
藤井 敏信 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (50165338)
大月 敏雄 東京理科大学, 工学部, 講師 (80282953)
高橋 一男 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (70206796)
藤井 敏信 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (60307783)
小野寺 一成 東洋大学, 工学部, 助手 (30307780)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
14,630千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 1,230千円)
2001年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2000年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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キーワード | コミュニティ・ネットワーク / インフォーマル土地住宅市場 / 住民組織と都市環境管理 / マイクロクレジット / 住民参加型まちづくり / 居住環境 / アジア都市計画論 / 共同体論 / コミュニティネットワーク論 / チョッパン / アジアのまちづくり / 計画論 |
研究概要 |
近年、地区・コミュニティレベルでの環境整備では、(1)プラン重視の新規開発からプロセス重視の持続型開発へ、(2)パッケージ型事業からオータナテイブな選択型事業へ、(3)公共主導のハード整備重視から、マイクロクレジットに見られるような住民のインセンテイブを活かしたエンパワーメント・イネーブル政策重視へ、(4)対象となる事業も道路、住宅のようなハードな環境整備に加えて福祉、起業、地域活性化など幅広くソフト面を組み込んだ生活全般の改善へと多様化している。その具体的な展開過程は、各地域ごとに異なるが、興味深いのは、当事者である地域主体によるボトムアップ型へという傾向が南北を問わず世界的に通低していることである。本研究の目的はタイ・韓国で展開するこうした流れを具体的に明らかにし、まちづくりの新たな方法を検討することにある。 ・タイ調査;バンコク、アユタヤ市街地の低所得層居住地区を対象に、生活環境の実態を調査した。とくに住環境の改善プロジェクトを実施している地区については平成11年から継続して訪問し、現地との意見交換を行っている。なかでも統合型のマイクロクレジットを実施しているCODIによるコミュニティ・ネットワーク事業に組織的に参加しているアユタヤの低所得層居住地区を対象に住環境改善の実態を調査し、ネットワーク活動が各地区の環境改善および都市全体のまちづくりに果たす役割についてまとめた。 ・韓国ソウル調査;社会・経済の変動がソウル市の低所得地域におけるまちづくり運動にどのようなインパクトを与えているかを継続調査した。特にまちづくりを推進する母体となっている都市共同体運動に着目し、現地の研究機関や住民組織と共に、対象地区とした城東地区と冠缶地区において都市共同体についての住民の認識や、住み方調査等を行った。また、市民団体が展開しているアパート共同体運動の動きや問題点についても継続調査した。
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