研究課題/領域番号 |
11691174
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松本 忠夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90106609)
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研究分担者 |
北出 理 茨城大学, 理学部, 助手 (80302321)
深津 武馬 独立行政法人産業技術総合研究所, 主任研究監官 (00357881)
近 雅博 滋賀県立大学, 環境科学部, 助教授 (00211912)
前川 清人 富山大学, 理学部, 助手 (20345557)
三浦 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00332594)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
18,430千円 (直接経費: 16,900千円、間接経費: 1,530千円)
2001年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2000年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1999年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | ブラジル / 分子系統 / グァテマラ / 新熱帯 / シロアリ / アブラムシ / クロツヤムシ / 共生 / メキシコ / グアテマラ / フランス / テングシロアリ / ミトコンドリアDNA / 社会性昆虫 / 共生微生物 |
研究概要 |
本研究では、調査地として新熱帯域のブラジル、メキシコ、グアテマラなどの自然度の高い地域を訪れ、調査対象として社会性昆虫のシロアリ、アリ、アブラムシ類および亜社会性のクロツヤムシ類とゴキブリ類を選べ、それぞれの昆虫の分子系統を調べた。また、菌類、それらの昆虫とバクテリア、原生動物などの微生物との特異的な共生関係を調べた。現地においては、できるだけ広範な生息地で、できるだけ多くの種類を採集した。そのためには、湿潤熱帯から乾燥熱帯にかけての水環境のクラインをおって調査地を選定した。採集時には、微生物との共生関係の成立の背景となるとなる次の様なデータも付随してとった。さらに、本研究期間において、フランスのレンヌ、アメリカのニューヨーク、ブラジルのイグアスなどを訪れ、現地の研究者と本研究についての研究連絡を行い研究成果の検討を行った。日本に持ち帰ったそれらの標本について光学および電子顕微鏡による詳細な観察、組織学的な解析およびin situハイブリダイゼーションなどに基づいて、共生微生物の正体を明らかにした。また、ミトコンドリアDNAなどの分析を行い、昆虫および微生物の分子系統解析を行って両者の共進化の有無を調べる。そして、本研究で明らかにされた知見と既存の情報(特に南西諸島と台湾などの旧熱帯域の情報)とを比較検討し、対象とした分類群の分子系統学的位置を詳細に調べた。
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