研究課題/領域番号 |
11691180
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
古田 喜彦 岐阜大学, 農学部, 教授 (20021719)
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研究分担者 |
大田 正次 福井県立大学, 生物資源学部, 助教授 (80176891)
藤垣 順三 東京農業大学, 短期大学, 教授 (90109596)
冨永 達 京都府立大学, 農学部, 教授 (10135551)
落合 雪野 京都大学, 東南アジア研究センター, 研究員
丹羽 克昌 東京農業大学, 農学部, 講師 (90256644)
三浦 秀穂 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (10173981)
佐藤 和広 岡山大学, 資源生物科学研究センター, 助教授 (60215770)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,710千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 1,110千円)
2001年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2000年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1999年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | ムギ類遺伝資源 / 在来品種 / 随伴雑草 / 民族植物学 / 作物栽培 / むぎ類利用 / 多様性 / ユーラシア大陸東部 / ムギ類利用 |
研究概要 |
2001年5月から6月にかけて、冨永と丹羽がパキスタンイスラム共和国のシンド州、バロチスタン州および北西辺境州で同国の農業研究センター植物遺伝資源研究所と共同で、ムギ類在来品種の栽培、利用および雑草についての総合的な聞き取り調査等を実施し、資料を採集。普通系コムギの穂を81枚の畑で、種子を8カ所で採集。コムギに近縁なAegilops cylindricaを3カ所、Ae.squarrosaを9カ所で、Ae.triuncialisを2所で採集。なお、この国でのAe.triuncialisの採集記録は初めてである。オオムギの穂を31枚の畑で、種子を3カ所で、ライムギを1ヵ所で、ライコムギを4ヵ所で採集。その他にカラスムギを初めとするムギ類近縁植物も採集。採集した試料はすべて植物遺伝資源研究所と折半し、正式許可を得て、輸入した。 2001年9月から10月にかけて、大田と落合はインド共和国タミールナドゥ州、西ベンガル州北部およびシッキム州でムギ類と雑穀類の栽培と利用について聞き取りを中心に民族植物学的調査を行った。タミールナドゥ州北部のニルギリ丘陵では原始的な皮性二粒系コムギと裸性六条オオムギが少数民族バダガにょり遺存的に栽培され、伝統的に利用されていた。西ベンガル州北部およびシッキム州では自生のジュズダマ属植物を発見、多様な利用形態を聞き取った。なお、ニルギリ丘陵における調査はインド農業研究局とタミールナドゥ大学の研究者の協力を得て実施し、採集したサンプルはインド農務省で登録中である。
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