研究課題/領域番号 |
11694009
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
白井 英俊 中京大学, 情報科学部, 助教授 (10134462)
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研究分担者 |
杉浦 正利 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (80216308)
栗山 容子 国際基督教大学, 教養部, 教授 (50119054)
大伴 潔 東京学芸大学, 附属特殊教育施設, 助教授 (30213789)
宮田 Susanne 愛知淑徳大学, 文化創造学部, 助教授 (40239413)
中 則夫 大阪学院大学, 国際学部, 講師 (70278555)
平川 真規子 東京国際大学, 国際関係学部, 助教授 (60275807)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
2000年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1999年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 言語発達指標 / 発話データベース / 日本語 / 英語 / 言語獲得 / 言語習得過程 / CHILDES / JCHAT |
研究概要 |
本研究では、共有データ整備として、これまでCHILDES(北米)及びJCHAT(日本)プロジェクトで準備されてきた日英語の発話データを統合・整理し、本研究計画で使用する共有データベースを整備した。そして、このデータベースに基づいて、言語発達指標の研究が遅れている日本語において、以下の点に注目して各研究者が分担し、文献および基礎的データの分析を行なった:(1)使役、(2)否定、(3)格助詞、(4)動詞形態素、(5)接続詞や接続助詞の使用に見られる複文構造、(6)名詞句構造、(7)WH疑問文および量化表現、(8)代名詞、(9)助数辞、(10)終助詞、(11)視点。 これらの結果については報告書で詳しく述べるが、それぞれのカテゴリで用いられる表現の生成レベル(P-level)を規定し、複数の幼児のデータにこの生成レベル概念を適用して発達過程を分析した。また、複数の幼児にまたがる言語発達の順序性を客観的に判断するための手法も開発した。これらの結果から、3歳までの日本語の言語発達指標の提案が可能となった。しかしながら、障害児の言語発達の尺度としての応用や、日英語の第一言語習得過程の比較、第二言語習得の言語発達のモデル化までは、時間的な制約のため実現できなかった。今後の課題としたい。
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