研究課題/領域番号 |
11694020
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 小樽商科大学 |
研究代表者 |
伊藤 一 小樽商科大学, 商学部, 教授 (10241415)
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研究分担者 |
新田 都志子 財)流通経済研究所, 特別研究員
和田 一夫 東京大学, 経済学研究科, 教授 (20121478)
田島 義博 学習院大学, 経済学部, 教授 (40080361)
新田 志都子 (財)流通経済研究所, 研究員
渡辺 達朗 専修大学, 商学部, 教授 (20242448)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 小売 / バイヤー / 研究開発 / 系列 / 購買 / 自社ブランド / プライベートブランド / 戦略 / AMOS / 英国小売業 / PB / 英国流通 / 小売業 / 流通構造 / 仕入れ / 製品開発 / 戦略的同盟 / 企業間連携 / 商品戦略 |
研究概要 |
初年度と第2年度においてお互いの国別のバイヤーの行動基準について意見の交流を行った。特に海外調査研究協力者であるGary Daviesら支援をえて日本の調査の解析と結果の報告を第3年度に行った。議論は単に小売バイヤーの行動基準についてのみの議論から西洋的と東洋的経営方針の違いなどにも言及された。 日本の独自の商業活動として流通システムに代表される取引慣行などが上げられる。流通システムにおける比較研究の結果はGaly・伊藤の共同論文にて公表された。さらに小売バイヤーの比較調査の結果については、英国の調査票により英国と豪国の調査で適切に尺度、態度などが測定されてきた。研究の目的はバイヤーが商品を選択する際利用する要素を解明することにある。上記の経済的尺度とバイヤー属性の尺度だけでなくバイヤーの態度や先行変数も分析モデルに組み込み、同時に成果変数への関連と上記3要素間の関連についてStructure Equation Mbdelを利用して解析した。また既に行った英豪のデータを利用して新たに加える日本のデータとの比較を行う。これにより日本型と西洋型の小売バイヤーの意思決定の違いを考察した。ほぼ共通の調査票を利用して日本のデータを収集し調査票の質問項目の問題点を上述したがこの点を考慮に入れてできる限り共通の質問表を作成した。結果、日本のモデルでは経済的尺度としては価格が強く影響していた。バイヤーの態度では印象とともに合理的な思考を示す要因が強く取引継続への変数と関連していた。協力者(G.Davies, R Chun)を招いて8月に小樽商科大学の設立90周年記念シンポジュームにて共同研究者とともに分析結果を公開した。以上の結果を海外の学術論文に投稿するためにディスカッションペーパーとしてコピーライトを得て国際的関連学会誌に投稿した。
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