研究課題/領域番号 |
11694115
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
亀丸 俊一 北見工業大学, 工学部, 教授 (60175289)
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研究分担者 |
三浦 則明 北見工業大学, 工学部, 助教授 (30209720)
清野 宏 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (10271032)
藤井 寛一 茨城大学, 工学部, 教授 (00054354)
鵜野 克宏 茨城大学, 工学部, 講師 (10280710)
久保田 俊夫 茨城大学, 工学部, 助教授 (40143143)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 含フッ素置換基 / カラーセンタレーザ / 赤外スペクトル / 赤外ラマン分光 / 赤外吸収 / 炭素-フッ素結合 / 免疫検査 |
研究概要 |
本研究を通して得られた成果を以下に述べる。 1 FT-IRスペクトル装置によるC-F結合赤外吸収マッピング(10ミクロン)手法について検討 (1)抗体への含フッ素置換基の導入法の実践的プロトコールの開発 : 錯体色素の合成法を確立すると共に、広いpH領域への対応を図った。 (2)モデル免疫反応へのフッ素修飾抗体の適用の継続検討 : 上記(1)の色素がタンパクのアミノ基と定量的に反応することを確認。しかし色素の大量合成が困難なため、現実のモデル免疫系への適用は未達成。 2 スペクトル用レーザーの選定と赤外スペクトルへの適用 (1)上記色素を用いた赤外部計測用光源としては緑色光が最適である事を見いだし、白色光レーザ(藤井)、カラーセンタレーザ(Mirov)のいずれも適用可能であることを明らかにした。 3 レーザー赤外ラマン顕微鏡による高精度(1ミクロン)画像情報の取得の基礎検討 (1)高精度なラマンマッピングにより、含フッ素色素で修飾した細胞表面の三次元マッピングの可能性を検証した。 今後の展開 : 以上の成果を得る過程で、レーザ赤外ラマン顕微鏡による高精度(1ミクロン)C-F結合吸収画像情報の取得法は、対象物体が生体物質以外の分野でも活用可能であることが明らかになった。例えば、抗菌剤を用いない細菌排除性総義歯材料の開発など、今度新テーマとして取り組んで行きたい。
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