研究分担者 |
阿部 由起雄 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10333866)
石 芸尉 (石 芸慰) 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90323063)
松浦 祐司 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10241530)
佐藤 俊一 防衛医科大学校, 防衛医学研究センター, 助教授
庄司 茂 東北大学, 歯学部・附属病院, 講師 (10142986)
原 啓明 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60005296)
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配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
2001年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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研究概要 |
本研究では,波長が0.5μm-11μmという広い範囲に亙って,高いエネルギーあるいは大きな光電力を発生するレーザ光を,最小襲侵医療に応用するためのキーテクノロジーとなっている,安定かつ信頼性のある伝送路と高機能入射・出射デバイスの研究・開発を,国際的な協力の基に行なうことを目的として,研究を行なった.得られた研究成果は以下の通りである. 1.可視光伝送可能な中空ファイバの開発 ポリマー膜の精密精密形成法を開発し,可視光・赤外光を同時に伝送出来る中空ファイバを開発した. 2.Er : YAGレーザ用先端シーリングデバイス 先端装置として,Er : YAGレーザ用には,ガラスシーリングキャップを考案した.これは,中空ファイバの先端を中空ファイバの外径より僅かに大きな内径を有し,先端が閉じたガラスパイプである.装置は単純であるが,チェコ工科大学ならびにチェコ軍病院での基礎実験により,眼科治療に有望であることを実証し大きな成果が得られた.また,ガラスの代わりに,加工は難しいが石英ガラスキャップを用いることにより,その性能も高まることが明らかになった.現在,入射系及び出射系でのハンドピース部分も含めた,伝送システムを構築し,更なる臨床に向けての基礎実験や,腎結石,膀胱結石などの粉砕の基礎実験を行ない,臨床的にも有用な成果を得た. 3.CO2レーザ用先端シーリングデバイス CO2レーザ用の先端シーリングデバイスの構築に当たっては,透明材料が無毒性を有していることが必要である.種々の材料の検討を行い,塩の結晶を加工し,シーリングキャップを構成し,3W程度まで安全に使用できることを確認した. 4.光路変更装置 先端に微小鏡面を有する装置を装着し,光路変更装置を開発した.
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