研究課題/領域番号 |
11694203
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
畜産学・草地学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石田 定顕 (2001) 京都大学, 農学研究科, 講師 (00026593)
宮崎 昭 (1999-2000) 京都大学, 農学研究科, 教授 (80026608)
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研究分担者 |
小島 洋一 京都府立大学, 農学部, 教授 (80046490)
北川 政幸 京都大学, 農学研究科, 助教授 (00144923)
石田 定顕 京都大学, 農学研究科, 講師 (00026593)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
2001年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | モンゴル / 遊牧家畜 / 枝肉構成比 / n-アルカンマ-カー法 / 採食草量 / 季節成長パターン / 産肉効率 / 体構成 / 冬期補助飼料 / 食道フィステル |
研究概要 |
遊牧管理下の離乳去勢雄子羊132頭を2群(給与区、対照区それぞれ平均体重26.34+2.07Kg、26.20+2.12Kg)に分け2年間にわたり実験を行った。冬期の給与区の体重減少は飼料補給により有意(P<0.005)に抑制されたが、4月から11月の増体期では対照区の方が高い増体を示し、期半ばの8月には給与区の平均体重にまで急速に回復し、その後、期末の11月まで両区の間に差は見られなかった。枝肉、骨、筋肉、脂肪の重量は、何れの期間においても、補助飼料給与に依る明確な影響は見られなかった。冬期補助飼料の給与によって体重減少を抑制しても、必ずしもその後の成長に改善を期待し得るものではないことが示唆された。枝肉構成比には幾つかの影響が見られ、開始時と試験終了年度の4月の筋肉、脂肪比にグループ間で有意差が見られ、冬期飼料補給による筋肉構成比率の増加が暗示された。2000年6、8月と2001年6、8、9月に、n-アルカンマ-カー法で測定した採食草量と主採食草種の時季別平均値は、それぞれ2018±473gDM/day~460±320gDM/day、12~4種と幅が広く、測定した年や季節の牧野草の生育状態に強く影響された。対照区の羊の採食量は給与区に較べ多い傾向が見られ2001年9月には有意差(P<0.005)が見られた。給与区と対照区のルーメンフィストラ装着羊を用い、放牧条件下でダクロンバッグ簡便法による採食草の消化率を測定した.消化率は年・時季の影響を受け63.8±12.81~80.3±8.99%DMと幅広い値を示したが、主に採食される草の消化率は相対的に高い値を示した.
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