研究課題/領域番号 |
11694243
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
鈴木 庄亮 群馬大学, 医学部, 教授 (40010011)
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研究分担者 |
吉田 亨 群馬大学, 医学部, 教授 (80174936)
青木 繁伸 群馬大学, 社会情報学部, 教授 (90134527)
川田 智之 群馬大学, 医学部, 助教授 (00224791)
笹澤 吉明 群馬大学, 医学部, 助手 (50292587)
小川 正行 群馬大学, 教育学部, 教授 (80008565)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
2000年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 生活習慣病 / コホート調査 / QOL / 能力障害 / 喫煙 / 社会ネットワーク / BMI / 老人 / コーホート調査 / ライフスタイル / アラメダ / 社会環境 / ソーシャルネットワーク |
研究概要 |
本研究は、老人の疾病を予防しQOLを高めるために老人の健康を規定する心理社会要因について、疫学調査で日米比較をしつつ検討することである。日本では研究代表者の鈴木らが、平成5年から群馬県のK村とI市の約1.15万人のコホート集団を設定し「こもいせ」調査として追跡中であり、米国では研究分担者のR.E.ロバート教授、G.A.カプラン教授、W.J.ストローブリッジ博士が1956年からのアラメダ郡調査を受け継いで追跡調査中である。 これら2つの追跡調査の途中でそれぞれ中間調査を行う計画を2年にわたり検討した後、実行した。平成11年鈴木ほか4名がバークレイを訪問し、両者のこれまでの研究経過、研究地域/対象集団/方法、成果、問題点等について情報交換し、討論を重ねた。平成12年春にアラメダ郡追跡集団に実施した英語版調査票を検討し、予備調査を行い、22頁75項目の日本語版調査票を作成した。平成12年10月にカプラン教授、M.N.ハーン助教授を招いて研究の情報交換と調査票の検討を行った。この調査票に含まれる内容は、現在の健康状態、罹病歴、日常生活活動、喫煙、飲酒、家庭生活、社会活動などである。 平成12年11月にI市7,500人、平成13年1月にK村4,500人を対象にこの調査票を配布回収し、単純集計の結果、多くの項目で差はなかったが、日本の群は米国と比べて比較的に、家族で固まって暮らし、ボランティアも運動もせず、親戚・友人・知人訪問などをせず、多く喫煙し、生き甲斐や健康度の表現がひかえめであることなどがみられた。 平行して、閲覧許可を得て平成11年度のK村とI市コホート集団の死亡を採録し、累計で約550の死亡例を得た。がん死亡が4割を占める304の死亡例をコックスの比例ハザード解析した結果、中年者の死亡リスクを有意に高めている要因として、喫煙、やせ、30歳代の肥満、非婚、主観的不健康、運動不足などが確認された。
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