研究課題/領域番号 |
11694298
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
小田切 優樹 熊本大学, 薬学部, 教授 (80120145)
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研究分担者 |
棚瀬 純男 熊本大学, 医学部, 助教授 (20112401)
甲斐 広文 熊本大学, 薬学部, 助教授 (30194658)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | アルブミン / 遺伝子組換え技術 / 臨床応用 / 血液製剤 / 人工血液 / 変異体 / Clinical application |
研究概要 |
本研究では、現在臨床で大きな課題となっている血中半減期について、その顕著な延長を試み、アルブミン製剤の大幅な消費量削減の目的達成のため、国際共同研究を推進したものである。以下に得られた知見を要約する。 1)発現ベクターpHIL-D2にL10(シグナル配列)及びポリA配列を含む変位を施したHS AcDNA(K199A、K525A)を挿入した。この発現ベクターでP.Pastoris(GS115株)を形質転換し、BMMY培地で4日間培養後、培地上清より硫安分画(60%、pH4.4)で濃縮、粗精製を行い、ブルーセファロースCL-6Bに付し、変異HSA(K199A、K525A)の精製を行った。 2)精製した変異HSA(K199A、K439A、K525A及びK199A/K439A/K525A)の構造特性について、遠紫外及び近紫外領域CDスペクトル、抗HSAポリクローナル抗体を用いて検討した。その結果、二次構造、三次構造及び抗体の認識性に血漿由来HSAと有意な差は観察されなかった。 3)変異HSAは化学的安定性、熱安定性、薬物輸送性及びエステラーゼ様活性において血漿由来HSAと有意な差は観察されなかった。 4)^<125>Iでラベル化した変異体の静注後の血漿中濃度推移は2相性を示し、消失相(β相)から算出した半滅期は、いずれの場合も血漿由来HSA(約30時間)より短かった。 5)オーフス大学Kragh-Hansen博士は平成11年10月23日〜11月7日の2週間、平成12年5月1日〜10月29日、熊本大学に滞在し、アルブミン変異体の動態特性や生物学的性質について討議した。またロンドン大学インペリアル校Curry博士は平成12年9月27日〜10月6日、熊本大学に滞在し、変異体の構造特性について討議した。2人の海外共同研究者とは、今回のプロジェクトの目的達成のために密に連携を保つことを確認した。
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