研究課題/領域番号 |
11694322
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
一瀬 宏 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 教授 (90192492)
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研究分担者 |
大江 瑞恵 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (10247661)
稲垣 秀人 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (70308849)
鈴木 崇弘 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (70298545)
一瀬 千穂 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (10247653)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | チロシン水酸化酵素 / 核内受容体 / Nurr1 / ドーパミンニューロン / ドーパミン / 発達 / Cre-loxP / カテコールアミン |
研究概要 |
本研究は、神経回路網形成後の成体マウスでカテコールアミン生合成律速酵素のチロシン水酸化酵素遺伝子および黒質-線条体系に特異的なオーファンレセプターのNurr1遺伝子を誘導的に破壊して神経細胞に機能不全を生じさせたときに、神経回路網にどのような変化が起こるかを調べることを目的としている。誘導的遺伝子破壊により、それまで正常に機能していた神経細胞間の連絡が遮断されることになり、神経がそれに対してどのような代償機構を働かせるのか、また、神経伝達物質を合成できなくなった細胞が生存し続けられるのか、シナプスの数に変化が起きるのかなどの点について、多くの新しい知見を得ることができると期待される。本研究により、チロシン水酸化酵素遺伝子のイントロン内にloxP配列を導入したマウスの作製に成功した。また、Cre-ERTを組織特異的に発現させるため、Cre-ERTをチロシン水酸化酵素のプロモータ制御下に発現するトランスジェニックマウスの作製にも成功した。Cre-ERTの発現マウスは、チロシン水酸化酵素の第1エキソンにin-frameでCre-ERTを挿入したCre-ERTノックインマウスと、チロシン水酸化酵素遺伝子のプロモータにCre-ERTをつないだトランスジェニックマウスの2種を作製した。また、Nurr1遺伝子のイントロン内にloxP配列を相同組換えにより導入したES細胞が同定でき、キメラマウスの作製中である。今後loxP配列を持つマウスを、Cre-ERT発現マウスとかけ合わせて順次誘導破壊実験を行っていく。
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