研究課題/領域番号 |
11695004
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
木下 豊房 (2000-2001) 千葉大学, 文学部, 教授 (40009692)
水之江 有一 (1999) 千葉大学, 文学部, 教授 (90009598)
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研究分担者 |
天野 昌功 千葉大学, 法経学部, 教授 (80092617)
岩田 昌征 千葉大学, 法経学部, 教授 (60125284)
前田 彰一 千葉大学, 文学部, 教授 (70023596)
小森 光夫 (小森 光央) 北海道大学, 法学研究科, 教授 (70110286)
木下 豊房 千葉大学, 文学部, 教授 (40009692)
南塚 信吾 千葉大学, 文学部, 教授 (50055315)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 多元性のパラダイム / 多文化社会 / 多文化主義 / アフリカ / カナダ / ポストソビエト / 倫理の構築 / 芸術創造 / 倫理 / グローバリゼーション / セルゲイ・セレブリャヌイ / アヌ・ビロベーレ / ラスロ・フニャディ / 多元性 / スマーロ・カンブレーリ / パトリシア・スマート / アーマンド・ルッフォ / ドナルド・ビーチャー / 衝突 / アフリカ・ルネッサンス / ムンタリィ、フェリックス / アンサー、デーヴィド / ゴドカ、アイヴィー / シャノン、ユージン / ラヒーム、タシュディーン / モト、フランシス |
研究概要 |
この3年間の研究活動は、国際会議「アフリカの新生」(平成11年度)、「多文化主義、カナダ2000」(平成12年度)、「多文化社会における倫理の構築」(平成13年度)を中心としておこなわれた。 国際会議「アフリカの新生」においては、文化、教育、社会、経済、開発などの視点から多面的なアプローチが試みられ、多元性への問いかけにおいて、わが国最初の本格的なアフリカ会議ともいうべき成果をもたらした。 「多文化主義、カナダ2000」では、カナダの国策としての,各民族、文化に完全平等を認めるmulticulturalism(多文化主義)とともに、ケベック州のフランス言語文化中心のtransculturalismeがとりあげられ、文学の役割、および文学に反映したメンタリティの問題を通して、多文化主義の現実の複雑さが論じられた。 「多文化社会における倫理の構築」では、ポストソビエト、すなわちソ連崩壊後のロシア、エストニアにおける政治、経済における倫理の崩壊、さらに新たな社会的基盤に立っての倫理の模索の実情と問題が検証された。また言語文化のグローバリゼーションの得失を過去の「国家化」と類推して、中央集権化によっては阻み得ない人間文化の根底にある多文化主義の本質が指摘された。 いずれの会議にも50〜100程度の参加者があり、活発な質疑、討論が展開された。また各会議ともに、レジメ、報告論集が発行された。 国際会議ではおおむね、「多元性のパラダイム」について、政治、経済、言語など多面的な視点からのアプローチがおこなわれたが、「民衆文化と芸術創造のテクストとコンテクスト」の各論については、水之江(イギリス文学)、木下(ロシア文学)、前田(ドイツ文学)、内間(言語学)の仕事に成果が見られた。
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