研究課題/領域番号 |
11695055
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
工業分析化学
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
内山 一美 東京都立大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教授 (40151899)
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研究分担者 |
下坂 琢哉 東京都立大学, 工学(系)研究科(研究院), 助手 (40295473)
中釜 達郎 (中釜 達朗) 東京都立大学, 工学(系)研究科(研究院), 助手 (50244421)
保母 敏行 東京都立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00087321)
SASSAROLI M. Mt, Sinai School of Med, 助教授
ROSS J. B. A. Mt, Sinai School of Med, 教授
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 熱レンズ分光法 / 全反射 / エバネッセント波 / 固液界面 / 液・液界面 / 蛍光 / 時間分解 / 細胞膜タンパク質 / 固・液界面 / 時間分解蛍光法 / 国際共同研究 / 状態計測 / 生体膜 / 時間分解蛍光 / 血液凝固因子 |
研究概要 |
まず本研究を進めるにあたって必要な研究協定を都立大学大学院工学研究科とマウントサイナイ医科大学の間で締結した(1999年3月)。本研究協定の期間は当科学研究費の期間である2001年3月までとし、研究の進捗状況により延長することとした。1999年度は主として電子メールを通じて研究の進捗状況、今後の方針について打ち合わせた。1999年11月にマウントサイナイ医科大学で研究発表会を開催した。2000年度は同様の体制で行った。9月に下坂が1ヶ月間マウントサイナイ医科大学に滞在し、マウントサイナイRoss教授が新たに購入したチタンサファイアレーザーによる全反射蛍光の実験を行った。また、2001年3月にはRoss教授が来日し、全体セミナーを行うとともに、新たな研究協定も締結した。機能性界面の調製においてはポリマー製のマイクロチャンネルを開発することにより、大きな自由度で界面の設計ができるようになった。即ち、1)ポリマーとしてポリエステルを用い、ガラスなどの鋳型を用いてマイクロチャンネルを作製する方法の開発。2)不飽和ポリエステルの縮合の際に不飽和結合を持つ機能性分子を共存させることにより自動的に機能を組み込む方法の開発。3)機能性分子を更に結合させる方法の開発などに成功した。具体的には研究成果を参照してほしい。次に界面をプローブする全反射熱レンズ分光法を開発した。本法によりガラス・溶液界面における色素分子の状態をプローブすることが可能となった。即ち、本法によりガラス界面における色素の吸着平衡、吸着状態、吸着速度などについての知見をはじめて得ることができた。更に本法を拡張し液液・界面における錯形成挙動及び輸送系に適用した。全反射蛍光法の実験においてはチタンサファイアレーザーを用いた装置を完成し、膜タンパク室であるアネキシン、ティッシュファクターの時間分解蛍光測定による状態解析および活性との相関を議論することが可能になった。
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