研究課題/領域番号 |
11695074
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
眞山 滋志 (真山 滋志) 神戸大学, 農学部, 教授 (00112251)
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研究分担者 |
中屋敷 均 神戸大学, 農学部, 助手 (50252804)
朴 杓允 神戸大学, 自然科学研究科, 教授 (20147094)
土佐 幸雄 神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (20172158)
水野 雅史 神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (00212233)
竹田 真木生 神戸大学, 自然科学研究科, 教授 (20171647)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
7,560千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 660千円)
2001年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 植物保護 / 植物病害 / 植物虫害 / 生物的防除 / PGPR / 生物防除 |
研究概要 |
植物病害の拮抗微生物とくにPGPR菌による防除法の利用と開発の実状調査を行うと共に、PGPR菌の防除活性発現機構解析を行った。一方、各種の天敵による害虫防除の実状も調査した。その結果、トマト青枯病などのPGPR菌による生物的防除が可能になったと考えている。「Pseudomonas fluorescens FPT9601による植物病害の生物的防除機構に関する研究」をすすめ、同菌は単子葉・双子葉を問わず広い範囲の植物根に定着可能であり、根面上の菌体は、根毛基部、傷のような溝状構造部に密集して存在することが明らかとなった。これらの性質から、同様の部位、すなわち根面上の溝から侵入する病原菌に対して本菌が示す生物防除活性の一端を説明できると考えた。つぎに、根内へ侵入したT5が植物に認識される際にどのような因子が介在しているかを検討した結果、鞭毛は根面定着と抵抗反応誘導に重要な役割を果たしていることが明らかとなり、同菌の生物防除活性には2,4-DAPGが不可欠の因子であることが証明するなど、本研究は内生細菌FPT9601の生物防除活性に関わる性質をその動態から抗生物質生産能、それに関与する遺伝子にわたって総合的に明らかにした。一方、害虫の生物学的な防除法そのもののやり方についても独自の研究が行われている。天敵の導入、生態系の保護、天敵の放飼に際して、環境条件の調節による操作、防除素材の大量増殖と放飼に関する方法の改良が行われて生物学的害虫管理の改善に大きく貢献していることが判明した。
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