研究課題/領域番号 |
11695085
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人類遺伝学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
山村 康子 (2000-2001) 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (50146809)
井川 洋二 (1999) 東京医科歯科大学, 大学院・医学系研究科, 教官 (40085618)
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研究分担者 |
大谷 清 東京医科歯科大学, 疾患遺伝子実験センター, 講師 (30201974)
吉仲 由之 東京医科歯科大学, 疾患遺伝子実験センター, 助教授 (30024657)
中村 正孝 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (30180392)
波呂 浩孝 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10313264)
小柳津 直樹 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (00282773)
山村 康子 東京医科歯科大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (50146809)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 遺伝子情報 / 機能情報 / 近縁遺伝子群 / Smad / p51 / Tax / MMP / ファミリー遺伝子 / Furctional genomics / 遺伝子機能予測 / p53関連遺伝子 / p51遺伝子 / 間葉系細胞分化 / マトリックス・メタロプロテアーゼ(MMP) / 椎間板ヘルニア塊の消化 |
研究概要 |
ヒト疾病に関与する多くの疾患原因遺伝子についは機能解析が進み、疾患の表現型と原因遺伝子の生理機能との関連が明らかにされている。しかし、ゲノム解析や既知の遺伝子との相同性により単離、同定された新規遺伝子の生理機能は未だ不明なものが多い。そこで本研究においては、細胞におけるシグナル伝達や転写調節に関与する近縁遺伝子群の機能を比較、解析することにより、遺伝子情報から機能情報を予測する手法を確立しようと試みた。 1.TGF-βのシグナルを伝達するSmad転写因子群に属するSmad2とSmad3は構造的に高い相同性を有するが、細胞のG1期停止にはSmad2、Smad3が共に関与するものの、アポトーシス誘導にはSmad3が関与し、生理作用が異なることを明らかにした。 2.癌抑制遺伝子p53の類似遺伝子として同定されたp51遺伝子の遺伝子構造、生理機能をp53、p73遺伝子と比較することにより、p51遺伝子にはp53遺伝子には見られない複数のアイソフォームが存在し、また、四肢、皮膚の分化における独自の機能を有することを見出した。 3.成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-I)のTax遺伝子の変異とそのE2F転写因子活性化能を解析し、変異の構造的な意味を明らかにした。 4.軟骨分解活性を有するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)群を構成するメンバーの生理機能、遺伝子構造を解析し、MMP-3遺伝子の活性化にはMMP-7刺激によりマクロファージから産生されるTNF-αが必須であることを見出した。
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