• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

児童生徒の心理的ストレスと学校を基盤としたストレスマネジメント実施に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11710056
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関新潟大学

研究代表者

嶋田 洋徳  新潟大学, 人文学部, 助教授 (70284130)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワードストレスマネジメント / 社会的スキル訓練 / セルフ・エフィカシー / ソーシャルサポート / 小学生 / 中学生 / 集団介入 / 個別介入
研究概要

本研究においては,関東甲信越地区の公立小中学校を対象として.心理的ストレス,および学校不適応に関する実態調査を前年度から継続して行った.そして,その調査の結果を踏まえ,学校を基盤としたストレスマネジメントを実施した.その際,社会的スキル訓練(児童生徒個人の行動的変容)を中心とした介入を実施する小中学校.セルフ・エフィカシーの向上(児童生徒個人の認知的変容)を中心とした介入を実施する小中学校,およびソーシャルサポートの充実(児童生徒を取り巻く環境の調整)を中心とした介入を実施する小中学校をそれぞれ選定し,ストレスマネジメント実施の効果を比較した.効果測定においては.ストレス反応尺度を中心とする質問紙調査(自己評定),教師による他者評定,第3者による行動評定などを多角的に用いた.その結果,学校を基盤としたストレスマネジメントをクラス集団に実施する際には.小学校を対象とした場合,社会的スキル訓練のストレス反応軽減効果が顕著に示された.一方,中学校を対象とした場合には,社会的スキル訓練,セルフ・エフィカシーの向上,ソーシャルサポートの充実のいずれにおいてもストレス反応軽減効果が顕著に示された.特に認知的変容の技法については,学年が上がるにつれてその介入効果が大きくなることが明らかにされた.さらに,児童生徒個人を対象とした介入において,小学生においては社会的スキル訓練,中学生においてはセルフ・エフィカシーの向上を中心として,ストレスマネジメントの顕著な介入効果が得られた.個別介入や集団介入を実施する前にストレスマネジメントに関する心理的教育を行い.前年度との比較を行ったところ,心理的教育を実施すると有意に効果が上昇したことが示された.学校においては,本研究で得られた知見を総合したストレスマネジメントプログラムが実施されることが期待される.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 嶋田洋徳: "集会を利用した社会的スキル訓練導入の試み"日本行動療法学会第26回大会発表論文集. 26. 190-191 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 嶋田洋徳: "認知行動的アプローチを用いた学校ストレスマネジメント"日本健康心理学会第13回大会発表論文集. 13. 50-51 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 嶋田洋徳: "不登校への効果的対応第としてのカウンセリングのあり方"日本カウンセリング学会第33回大会発表論文集. 33. 66-67 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 嶋田 洋徳: "小学生における主張訓練のストレス反応軽減効果"日本行動療法学会第25回大会発表論文集. 25. 96-97 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 嶋田 洋徳: "小学生の学校ストレス軽減に及ぼす心理的教育の効果"日本健康心理学会第12回大会発表論文集. 12. 262-263 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi