研究課題/領域番号 |
11710100
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
小林 和美 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (90273804)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 地域資源 / 共同管理 / 村落 / 森林資源 / 山林 / 共同性 |
研究概要 |
本年度は、滋賀県の森林管理施策の歴史的展開過程を中心に調査を進めるとともに、これまでに収集してきた資料のうち重要なものを、目録および資料集のかたちに整理した。具体的な作業は、以下の通りである。 1 近代以降の森林資源管理施策の展開過程にかんする文献の収集および検討。 2 滋賀県の森林資源管理施策の展開過程にかんする文献および史料の収集・整理・検討。 3 『滋賀縣史』第四巻最近世(1928年)、滋賀県森林センター『淀川流域大戸川の山腹工事の記録』(1977年)などによる、明治〜大正期の滋賀県治山事業関連年表の作成。 4 『滋賀県議会史』第一巻(明治12〜22年)、同第二巻(明治22〜43年)、同第三巻(明治44〜15年)より、森林管理施策に関する部分を抜粋した史料集、およびその目録の作成。 5 地域資源管理の日本的特徴についてあきらかにするため、大韓民国において、国土保全、都市計画等にかんする資料を収集した。 明治20年代から40年代にかけては、山林保護のための行政施策がさかんに展開された時期であり、今日の森林資源管理のあり方にも多大な影響を及ぼしている。今回の研究で、この時期、県がどのように動いたのかを知るための基礎資料を、滋賀県について作成することができたことは、意義深いこととかんがえている。
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