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戦後的家族モデルと住宅計画 -家族をめぐる意思決定プロセスの分析-

研究課題

研究課題/領域番号 11710117
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関早稲田大学

研究代表者

木戸 功  早稲田大, 人間科学部, 助手 (80298182)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード住宅計画 / 家族 / 家族言説 / 社会構築主義
研究概要

本研究の目的は、戦後活発化した「住宅計画論」において、家族に関するイメージがどのようなものとして持ち出され、また住宅計画に関する議論においてどのようなレトリック的な効果を発揮したのかを明らかにすることにある。公団に代表されるようなnDKの間取りを内包した集合住宅は、核家族に象徴されるような戦後的な家族のありかたに適合的であったことがしばしば指摘されるが、本研究では、こうした戦後的な住宅の計画という段階の学術的な議論において、想定される家族のあり方がどのように言及されてきたのか、そしてとりわけそうした家族認識の妥当性がどのように担保されていたのかということに注目している。方法論的には住居をめぐる議論における「家族言説」の社会学的な分析を試みており、研究の手順としては、住宅計画をめぐる著作や論文といった文献サーベイを行うとともに、そこでの家族の言及のされかたに共通するものや特徴的なものがないか検討している。
一年間の作業の結果えられた興味深い所見としては以下の二点があげられる。
・「核家族」という語の使用:社会学においても「核家族」という訳語が定着するのは1960年代であるとされるが、住宅をめぐる議論においては1956年の住宅金融公庫をめぐる議論においてこの用語の使用が確認された。
・住宅計画論と社会学との関り:戦後の住宅計画論に与えた影響が大きかったと思われる、西山夘三の住宅研究(とりわけ住宅営団所属期)において入口学や社会学といった領域での家族に関する知見の援用が認められた。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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